宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/11/ 8 11:20 更新 2205黒点群でX1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。 担当 篠原 深夜、8日2時(世界時7日17時)に2205黒点群で、 X1.6の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。 2205黒点群は、昨日のニュース以降も、 M2.0、M1.0、C7.0、C7.0と 中・小規模のフレアを起こし続け、 とうとうXクラスに達する変化を起こしました。 このフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 黒点群は地球から見ると斜めの位置ですが、 SOHO衛星LASCO C3の動画では、 噴出したCMEは地球の方向にも向かっている様です。 到来まで2〜3日程度と考えると、 明日、9日の夜から、10日の夜にかけて 太陽風の乱れがやって来る可能性があります。 前回の2192黒点群の活動では、 目立ったCMEの発生はなかったので、 久しぶりに突発性の乱れがやって来るかもしれません。 太陽風は、磁場強度が5nTから10nTに上がり、 再び5nTに下がる変化をしています。 それとともに、速度が500km/秒に上がり、 太陽風の弱い高まりが来ている様です。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球の高緯度寄りにコロナホールが大きく広がっていて、 今後、この領域の影響も到来するかもしれません。 タイミングがCMEと重なるので、 変化の様子が分かりにくくなりそうです。 磁場の南北成分は、比較的北寄りに推移していますが、 磁気圏では小さい活動が度々起きていて、 AE指数のグラフでは、 300nTくらいの変化が何度も起きています。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) X1.6フレアに伴って噴出したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による2205黒点群。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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