宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/11/ 3 12:25 更新 太陽の東端でC9.4のフレアが発生しました。10月の黒点数は60.6でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 2014年10月の黒点相対数は 60.6と発表されました。 巨大な2192黒点群の出現により、 Xフレア6回、Mフレア41回など、にぎやかな1ヶ月でしたが、 黒点相対数の計算としては、群の数が効いてくるため、 10月の後半でも70〜90に達した程度で、 月平均値を大きく押し上げることにはなりませんでした。 長期的に見れば、 黒点相対数は、2014年初めに100に達した後、 ゆっくりと減少に向かっていると言えそうです。 また、フレアの発生数の長期変化を2枚目の図で紹介します。 年平均で示しているので、2014年は10月までの暫定値です。 2014年は、1枚目の図にあるように、 前半が活動的だったこともあり、 年間の値にすると、 第24活動周期の黒点数とフレア数の最高値となりそうです。 太陽では、今朝、3日6時(世界時2日21時)に、 東端でC9.4とMクラスに近いCクラスフレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を見ると、 向こう側で発生した現象の様です。 このため、実際の規模はMクラスに達していたのかもしれません。 今後、どの様な活動領域が現われれるのか注目して下さい。 太陽風は、今朝まで500km/秒程度の高速風が続きましたが、 現在は一段下がって、450km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度も、7nTから次第に下がって、 0〜5nTの範囲で変化するくらいにやや弱まっています。 磁場の南北成分は北寄りが続き、 磁気圏も比較的穏やかですが、 グラフの中央付近で南に振れている時間帯があり、 そこで、AE指数500nTの変化が起きています。 27日周期の図を見ると、 セクターの切り替わりも到来している様で、 今後、磁場が南寄りに変わるかもしれません。 その場合、磁気圏の活動も活発に変わるでしょう。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 黒点数とフレア発生数の長期変化。 (c) 黒点データ:SIDC、フレアデータ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 太陽の東端で発生したC9.4の小規模フレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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