宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2014/11/ 4 11:27 更新 太陽の東端で、M2.2、M6.5の中規模フレアが発生しました。黒点も姿を現しています。 担当 篠原 太陽の東端(左端)でフレアの発生が続いています。 昨夜、3日20時半(世界時3日11時半)にM2.2、 今朝、4日7時半(世界時3日22時半)にはM6.5と、 2つの中規模フレアが発生し、 規模も次第に大きくなっています。 SDO衛星の可視光写真ではいよいよ黒点が姿を現し、 2205黒点群と番号が付けられています。 現在見えている部分では、黒点はそれほど大きくない様ですが、 この後更に黒点が見えてくるのかもしれません。 フレアの規模もだいぶ大きくなっているので、 今後の活動に注目して下さい。 また、2つのMフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も観測されています。 SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。 太陽の左に向かって、白いガスが2度噴き出しています。 動画ではこの他にも、右向き、左下向きのCMEが写っています。 太陽の裏側で発生した現象の様で、 太陽のあちこちで活動が発生している様です。 太陽風は、速度は450km/秒から400km/秒へ下がる一方、 磁場強度は3nTから10nTへ強まっています。 強まりは、今朝、4日7時(世界時3日22時)頃から始まっています。 磁場の南北成分は北向きの状態が続いています。 このため、磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は全く変化していません。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の強まりは、前周期の10月8日にも到来しています。 ただし、この時はセクターの切り替わりを伴っていて、 以降、磁場が南向きに振れて磁気圏の活動を高めていました。 今回は、磁場は強まったものの、 セクターは切り替わらず、 磁場の南北成分は北寄りの傾向が続いています。 引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の東端から姿を現し始めた2205黒点群。SDO衛星可視光写真より。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) 2つの中規模フレアに伴うCMEの様子。SOHO衛星LADCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |