宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:27)
今日、M6.5の中規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 4 07:14 M6.5
05:46 C1.9
11/ 3 20:21 M2.2
12:46 C4.2
08:37 C1.9
05:40 C9.5
01:59 C3.5
11/ 2 03:15 C2.3
01:37 C7.2

黒点 11/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2195 1 α ---
2200 2 α ---
2201 7 β C7
2202 11 β ---
2203 6 β ---
2204 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 409 +7.1
-2 h 413 +4.5
-4 h 386 -0.8
-6 h 387 +0.6
-8 h 403 +0.4
-10 h 411 +2.0
-12 h 409 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 1 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 6x10^2
11/ 4 1.7 7x10^2
11/ 3 10.9 1x10^3
11/ 2 5.8 1x10^3
11/ 1 0.3 2x10^3
10/31 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/30 12:05 Mクラスのフレアが続いていますが、2192群は太陽の西端に沈みかけています。
2014/10/31 12:08 2192黒点群は見えなくなりました。太陽風は磁場がやや強まっています。
2014/11/ 1 11:48 太陽風磁場がやや強まっていますが、磁気圏は穏やかです。
2014/11/ 2 13:43 太陽の南東でフィラメント噴出が発生しました。太陽風は高速風に変わっています。
2014/11/ 3 12:25 太陽の東端でC9.4のフレアが発生しました。10月の黒点数は60.6でした。
最新のニュース

2014/11/ 4 11:27 更新
太陽の東端で、M2.2、M6.5の中規模フレアが発生しました。黒点も姿を現しています。

担当 篠原

太陽の東端(左端)でフレアの発生が続いています。
昨夜、3日20時半(世界時3日11時半)にM2.2、
今朝、4日7時半(世界時3日22時半)にはM6.5と、
2つの中規模フレアが発生し、
規模も次第に大きくなっています。

SDO衛星の可視光写真ではいよいよ黒点が姿を現し、
2205黒点群と番号が付けられています。
現在見えている部分では、黒点はそれほど大きくない様ですが、
この後更に黒点が見えてくるのかもしれません。

フレアの規模もだいぶ大きくなっているので、
今後の活動に注目して下さい。

また、2つのMフレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)も観測されています。
SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。
太陽の左に向かって、白いガスが2度噴き出しています。

動画ではこの他にも、右向き、左下向きのCMEが写っています。
太陽の裏側で発生した現象の様で、
太陽のあちこちで活動が発生している様です。


太陽風は、速度は450km/秒から400km/秒へ下がる一方、
磁場強度は3nTから10nTへ強まっています。
強まりは、今朝、4日7時(世界時3日22時)頃から始まっています。

磁場の南北成分は北向きの状態が続いています。
このため、磁気圏の活動は穏やかで、
AE指数は全く変化していません。

27日周期の図を見ると、
太陽風磁場の強まりは、前周期の10月8日にも到来しています。
ただし、この時はセクターの切り替わりを伴っていて、
以降、磁場が南向きに振れて磁気圏の活動を高めていました。

今回は、磁場は強まったものの、
セクターは切り替わらず、
磁場の南北成分は北寄りの傾向が続いています。

引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。



東端の2205黒点群で発生したM2.2、M6.5の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端から姿を現し始めた2205黒点群。SDO衛星可視光写真より。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


2つの中規模フレアに伴うCMEの様子。SOHO衛星LADCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。