宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
今日、M8.7の中規模フレアが発生しました。
また、M4.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/22 10:15 M8.7
06:55 C3.4
05:09 C6.6
03:53 C4.0
10/21 23:47 C7.5
23:00 C5.7
22:34 M1.2
21:25 C4.5
19:47 C6.3
16:56 C3.0
15:52 C2.9
15:33 C3.6
15:01 C5.7
11:00 C4.2
07:42 M1.2
06:33 C4.5
05:16 M1.3
04:52 M1.7
03:43 M1.4
01:00 M4.5
10/20 23:56 C8.6
23:40 C3.1
22:56 C2.7
20:18 C2.8
17:55 M3.9
15:41 C4.3
14:58 C9.0
14:37 C4.1
12:52 C5.4
12:16 C2.8
11:24 C3.2
10:58 C2.8
09:50 C2.5
08:52 C2.5
02:20 C4.7
00:50 C3.9

黒点 10/22 (NOAA)
磁場 フレア
2187 3 β ---
2192 66 βγδ M5
2193 9 β ---
2194 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 504 -0.3
-2 h 539 -1.8
-4 h 547 -2.3
-6 h 568 -0.9
-8 h 591 -1.1
-10 h 585 +0.7
-12 h 618 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
10/22 0.4 9x10^3
10/21 0.5 1x10^3
10/20 0.6 1x10^3
10/19 0.5 1x10^3
10/18 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/17 11:38 太陽の東端でフレアが続いています。黒点も見え始めました。
2014/10/18 09:37 太陽の東端から2192黒点群が現れ、Cクラスのフレアを起こしています。
2014/10/19 10:46 2192黒点群の活動が続いています。磁気圏の活動もやや高まっています。
2014/10/20 11:25 2192黒点群でX1.1の大規模フレアが発生しました。
2014/10/21 12:28 Mクラスのフレアが続いています。太陽風は高速になり、オーロラも強まっています。
最新のニュース

2014/10/22 12:05 更新
2192黒点群でM8.7のフレアが発生しました。太陽風は650km/秒の高速風になりました。

担当 篠原

2192黒点群の活動が続いています。
つい先ほど、22日10時(世界時22日1時)には、
M8.7と大きい中規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131によるフレアの写真を掲載します。
まだ起きたばかりなので、
X線強度の高まりは終わっていません。
フレアの動画も途中までです。

2192群では、今日未明にもM1.2の中規模フレアを起こし、
その他に、C6.5、C5.7、C4.4など、
Cクラスの小規模フレアを8回程度起こしています。

SDO衛星による拡大写真を掲載しますが、
2192群は依然大きな姿を保っています。
引き続きフレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、昨日の午後くらいから速度が600km/秒に達し、
最大で650km/秒の高速状態に達しました。
今日に入った頃から速度は低下を始めて、
現在は500km/秒と、高速風は続いていますが、
高まりは一段落しています。


速度の上昇後、磁場強度も一段下がって、
現在は5nTと平均的な強度です。

コロナホールによると考えられる太陽風の高まりは、
思ったよりも強い変化になりました。

この影響で、磁気圏の活動も高まった状態が続いています。
AE指数は、500nTの変化が続いていて、
一時的に1000nTに達する大きな変化も発生しています。

世界時21日19時頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラで紹介します。
ファイルサイズの関係で、
活動の一部しか掲載することができませんが、
この様なオーロラの輝きが繰り返し発生しています。


このところの太陽風の高まりの影響で、
放射線帯の高エネルギー電子も増加しています。
GOES15の青線が、10000の警戒レベルに達しそうです。




2192黒点群で発生したM8.7の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による、2192黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


ノルウェー・トロムソの全天カメラによる、世界時21日19時頃のオーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。