宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/10/20 11:25 更新 2192黒点群でX1.1の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 昨日、19日13時(世界時19日4時)に、 太陽の東側の2192黒点群で、 X1.1の大規模フレアが発生しました。 フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 Xクラスのフレアは、 9月11日(世界時10日)のX1.6以来、40日ぶりの発生です。 SOHO衛星のLASCOカメラによると、 このフレアに伴うCMEの噴出は特に見られません。 可視光写真では、 2192黒点群は、大きく、複雑な姿を保っています。 磁場の構造もより複雑になっていて、 更にXクラスのフレアを発生させるかもしれません。 引き続き注目して下さい。 太陽風は、 速度が450km/秒と400km/秒の間をゆっくりと変化して、 やや高速の状態です。 磁場強度の高まりも続いていて、 10nTから8nTくらいの間を変化しています。 磁場の南北成分は、0nT付近を保ったり、 南に向いたり北に向いたりしています。 磁気圏の活動も、小規模ですが連続的に起きていて、 AE指数は250〜500nTの変化が続いています。 今後の太陽風には、 コロナホールの影響も重なってくるかもしれません。 SDO衛星AIA193の写真では、 縦に伸びているコロナホールは、 太陽の西側(右側)に半分ほど進んでいて、 影響が地球に到来する目安の位置に近づいています。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による、2192黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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