宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:37)
今日、C6.7の小規模フレアが発生しました。
また、M4.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/18 05:43 C1.9
04:19 C6.3
00:57 C2.3
00:34 C6.7
10/17 21:44 C3.7
14:15 C4.6
13:54 C6.6
12:01 C3.9
10/16 21:57 M4.3
16:29 C7.7

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
2186 3 β ---
2187 6 β ---
2189 1 α ---
2190 4 β ---
2191 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:25 452 -0.7
-2 h 449 -5.0
-4 h 444 -2.3
-6 h 428 -0.6
-8 h 429 +1.5
-10 h 430 -0.3
-12 h 429 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -12 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
10/18 0.4 7x10^1
10/17 0.4 4x10^1
10/16 0.4 3x10^1
10/15 0.4 2x10^2
10/14 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/13 12:00 太陽風は低速ですが、磁場がやや強まっています。
2014/10/14 11:44 太陽風は400km/秒台に戻っています。太陽は静穏です。皆既月食の写真をどうぞ。
2014/10/15 11:29 太陽の東端の向こう側でMクラスのフレアが発生し、CMEも噴出しています。
2014/10/16 13:26 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静かです。
2014/10/17 11:38 太陽の東端でフレアが続いています。黒点も見え始めました。
最新のニュース

2014/10/18 09:37 更新
太陽の東端から2192黒点群が現れ、Cクラスのフレアを起こしています。

担当 篠原

太陽の東端から現れた黒点群は、
2192群と番号が付けられています。
拡大した様子を、SDO衛星の可視光写真で紹介します。

2192群は、昨日のニュース以降、
C3.9、C6.6、C6.7などの小規模フレアを起こしていて、
GOES衛星のX線グラフは頻繁に変化しています。
今後もフレアの発生が続きそうです。


太陽風は、
450km/秒に速度が少し上がり(ACEの図の黄色線)、
磁場強度(白線)も7〜8nTに少し強まっています。

目立つほどの変化ではありませんが、
27日周期の図の前周期を見ると、
9月22日以降に同じような太陽風が続いています。
今回も、まもなくセクターの切り替わりが到来して、
現状の様なやや強まった太陽風が続くのかもしれません。

一方、SDO衛星AIA193の太陽写真の中央には、
コロナホールが縦に細長く伸びています。
2〜3日後くらいには、
こちらの影響もやって来る可能性があります。

太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)は、
時々南に振れる(マイナスに振れる)様な変化をしています。
このため、磁気圏では断続的に小規模の活動が起きていて、
AE指数は、200〜500nTの変化が発生しています。

太陽風の速度や磁場がやや高まっているので、
磁場が南に振れると、
これまでより強まったオーロラの活動が見られるかもしれません。



太陽の東端に現れた2192黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。