宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/10/21 12:28 更新 Mクラスのフレアが続いています。太陽風は高速になり、オーロラも強まっています。 担当 篠原 2192黒点群の活発な活動が続いています。 Mクラスの中規模フレアだけでも、 昨日の夕方から今朝にかけて、 M3.9、M4.5、M1.4、M1.1、M1.2と 5回発生しています。 この他にも、C9.0、C8.6などを最大に、 Cクラスのフレアが8回程度発生しています。 宇宙天気情報BOXのフレアの欄は、 2192群の活発化によって、リストがずいぶん長くなっています。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 昨日のX1の様な大きな変化はありませんが、 明るい輝きが頻繁に起きています。 また、SDO衛星による拡大写真も掲載します。 昨日の写真と比べると、右側に黒点が広がっています。 引き続き、XクラスやMクラスのフレアに対する 注意が必要でしょう。 黒点が次第に太陽の中心に近づいているので、 CMEが発生すると、地球へ影響が及びやすくなります。 太陽風は、昨夕、20日18時(世界時20日9時)頃から 速度が500km/秒台に上がり、高速風に変わりました。 その後も、500〜550km/秒の範囲で変化しています。 磁場強度も8nTとやや強まった状態が続いています。 地球への影響度を決める磁場の南北成分は、 -5nT前後の南向きが続き、磁気圏の活動を強めています。 AE指数のグラフは、500〜800nTの中規模の変化が続き、 最大では1700nTとかなり大きな変化に達しています。 極域ではきれいなオーロラが見えていた様で、 ノルウェー・トロムソの全天カメラでは、 オーロラが何度も空全体で輝いていました。 27日周期の図の前周期は、 この後も太陽風の弱い高まりが続いています。 今回も活発な状態がしばらく続くかもしれません。 2192黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による、2192黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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