宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/10/16 13:26 更新 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静かです。 担当 篠原 昨日のM2.2フレアの後、 太陽の東端でポストフレアループが美しく輝いていました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 爆発の直後から、 プラズマのループが折り重なるように現れ、 1日にわたって激しく変化しています。 GOES衛星のX線グラフも、 強度が下がるまでに1日近くかかっています。 下がった現在もC1程度に強度が残っていますが、 東端からこの活動領域が現れつつあるためです。 可視光写真では、まだ黒点は見えていません。 どの様な領域が現れるでしょうか。 現在の太陽は穏やかで、 目立ったフレアの発生はありません。 M2.2フレアに伴って発生したCMEの詳細を、 SOHO衛星のLASCO C3の動画で紹介します。 太陽から左側にきれいな半円を描いて、 プラズマのガスが広がっています。 太陽の向こう側で起きているので、 地球への影響はないと思います。 太陽風は、速度がやや下がり、 400km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度も、10nTから5nTに下がり落ち着いています。 27日周期の図の前周期の様な、 太陽風の高まりにはならず、 このまま穏やかになるのでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りで推移していて、 磁気圏は小規模の活動も起きていますが、 全体としては穏やかです。 太陽風がこのまま落ち着くなら、 磁気圏も穏やかに推移するでしょう。 昨日のM2.2フレア以降のポストフレアループの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 昨日のM2.2フレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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