宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/10/14 11:44 更新 太陽風は400km/秒台に戻っています。太陽は静穏です。皆既月食の写真をどうぞ。 担当 篠原 北海道室蘭の中里究さんより、 10月8日の皆既月食の写真が届きました。 欠けていく様子と、赤銅色の皆既中の月の写真を紹介します。 赤色のグラデーションがとてもきれいです。 月食の月そのものは、どこから見ても同じなのですが、 月が見えている位置は違うので、撮影条件は同じではありません。 私の住む鹿児島では、欠け始めの月はまだ高度が低かったので、 写真は黄色っぽく、端もでこぼこになっていました。 一方、北海道では月の高度がより高くなっていたため、 中里さんの写真では、月は白く、端もきれいに写っています。 細かい話ですが、見え方の違いが興味深いです。 きれいな写真をどうもありがとうございます。 太陽風は、昨夜から速度が少し上がり、 今日に入った頃から420km/秒と平均的な速度に変わっています。 磁場強度は、8nT前後で変化していて、 やや高まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、北向きから南向きに変わり、 その後また北に向いています。 この南向きの頃に、オーロラの活動がやや高まり、 AE指数には500nTの中規模の変化が発生しています。 残りの観測時間も少なくなってきた(あるいは最後かも?) 南極の昭和基地の全天カメラの写真を掲載します。 完全には暗くならない空の中でオーロラが輝いています。 太陽は、中央のやや北西(右上寄り)に、 新しい黒点が現れています。 太陽全体でも目立ったフレアの発生はなく、 GOES衛星のX線のグラフは静かになっています。 (c) 中里 究氏 中里究さんにより撮影された、10月8日の皆既月食の様子。 (c) 中里 究氏 中里究さんにより撮影された、10月8日の皆既月食の様子。 (c) 中里 究氏 南極の昭和基地で、世界時13日20〜21時に観測されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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