宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/10/13 12:00 更新 太陽風は低速ですが、磁場がやや強まっています。 担当 篠原 太陽では、東端から現れた2187黒点群で、 C2.5、C1.7などの小さいCクラスフレアが発生しています。 しかし、2187群は特に活発という様子ではなく、 昨夜以降、特にフレアは起きていません。 太陽は、全体としては穏やかな状態です。 太陽風は、速度が更に下がって、 320km/秒とかなり遅くなっています。 一方、2nT近くまで弱まっていた磁場強度は、 昨夜くらいから強まり始め、 現在は8nTとやや強めの値に戻っています。 金曜日以降、27日周期の図を掲載できていないので、 ACEの7日幅の図を1枚目に掲載します。 これによると、太陽風は350km/秒と低速の風が続いていますが、 8日以降、磁場強度は8nT前後の強めの状態が多くなっています。 この傾向はこの後どのくらい続くのでしょうか。 また、磁場の南北成分は、現在は北向きに振れています。 このため、現在の磁気圏は静穏で、 AE指数の図は、中盤に小規模の変化がありますが、 以降は静かです。 ただし、磁場強度がやや高まっているため、 今後、南向きに切り替わると、 振れ幅が大きくなって、 磁気圏の活動もある程度高まる可能性があります。 台風19号は、今朝、鹿児島県に上陸して、 そろそろ宮崎を通り抜ける頃です。 私のいる霧島市は、 台風との位置関係なのか、地理的な条件なのか、 最接近前後は比較的穏やかで、 いつの間にか通り過ぎていった印象です。 現在は青空も見えていて、 吹き返しの風が少し強まっています。 この後、どのくらい強まるでしょうか。 これから台風が接近する地域では、十分にご注意下さい。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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