宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2014/10/11 12:00 更新 太陽風は低速です。磁気圏の弱い活動が続いています。 担当 篠原 太陽の南西部(右下)、2182黒点群の左側の領域で、 11日1時(世界時10日16時)に C3.0の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 X線の変化が長時間続くタイプのフレアで、 SOHO衛星によると、 太陽の右下に向かってCMEも発生しています。 地球からは横方向に近いので、 目立った影響はないでしょう。 太陽は、2182黒点群が西端に沈みかけて、 目立つ黒点は2186群だけになりそうです。 太陽風は、速度が350km/秒に少し上がりましたが、 低速の状態が続いています。 磁場強度は、7nTから5nTに下がり、 磁場の強まりは終わった様です。 磁場の南北成分は、 ACEの図の後半からまた南寄りになっています。 振れ幅は -2〜-3nTと小さいため、 AE指数の変化も300nTくらいと小規模ですが、 磁気圏はある程度活動的になっています。 鹿児島は今日も強い東風が吹き続けています。 台風19号はまだ沖縄よりも遠いのですが、 影響の大きさに驚きます。 明後日に九州南部に上陸しそうな予報で、 今夜からは雨も降り始めそうです。 どうぞ十分にお気を付け下さい。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |