宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 9 10:54 M1.4
10:28 M1.3
07:24 C3.8
05:40 C2.3
05:20 C1.8
04:42 C2.0
01:45 C2.0
10/ 8 00:55 C1.6
10/ 7 01:37 C3.0
00:45 C1.7

黒点 10/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2178 1 α ---
2181 1 α C2
2182 6 β M1
2184 1 α ---
2186 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 362 -4.4
-2 h 369 -4.4
-4 h 354 -3.2
-6 h 371 -3.2
-8 h 360 -5.6
-10 h 357 -4.8
-12 h 364 -3.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
10/ 9 0.4 4x10^2
10/ 8 0.4 7x10^2
10/ 7 0.3 9x10^2
10/ 6 0.3 7x10^2
10/ 5 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/ 4 13:16 太陽は穏やかです。太陽風は低速ですが、磁場強度が高まっています。
2014/10/ 5 12:43 太陽風の磁場が強まっています。太陽は穏やかです。
2014/10/ 6 12:17 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。
2014/10/ 7 11:50 太陽風は平均的な速度です。太陽も穏やかです。9月の黒点数は87.6でした。
2014/10/ 8 11:12 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2014/10/ 9 12:55 更新
太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動を高めています。M1のフレアが2回起きました。

担当 篠原

昨日の午後から、太陽風の磁場が南向きに強まり、
磁気圏の活動度が高まっています。

ACE衛星の観測によると、
8日18時(世界時8日9時)頃から、
太陽風の磁場強度が10nTに上がり、
途中、一時的に弱まる変化もありましたが、
今朝にかけて強まった状態が続きました。
現在は7nTと、平均的な強度に戻りつつあります。

磁場強度が高まるとともに、
南北成分は南向きに振れて -8nTに強まり、
現在まで-5nT前後の変化が続いています。

その間、太陽風の速度に大きな変化はなく、
350km/秒から370km/秒に少し上がった程度です。


太陽風の乱れの影響で、磁気圏の活動度が高まり、
AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が
半日にわたって続いています。

世界時8日22〜23時頃のオーロラの様子を、
昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
皆既月食が終わったばかりの満月のため、
空全体が明るく写っていますが、
その中をオーロラの光が激しく踊っています。


磁場強度が下がってきているので、
太陽風の乱れは終わりに近づいているようです。
もうしばらく、にぎやかなオーロラが見られそうです。


太陽では、南西(右下)の2182黒点群で、
M1.3、M1.4と2つの中規模フレアが
9日10時半、11時(世界時9日1時半、2時)に起きています。

2182群は、黒点も大きくなっていて、
しばらく注目して下さい。




昨夜の皆既月食は、晴天に恵まれて、
最初から最後までじっくりと見ることができました。
台風一過で空気が澄んでいたのか、
一層きれいに見ることができた様に思います。

その台風は、早くも次の19号が九州に近づいています。
週末は校内のLANが停止される可能性があり、
仮サーバーに引っ越ししなければいけないかもしれません。



南極の昭和基地で、世界時8日22〜23時に観測されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。