宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/10/ 3 11:29 更新 M7.3の中規模フレアが発生しました。太陽風はより低速になりそうです。 担当 篠原 太陽の西の端に没しつつある2173黒点群で、 今日、3日2時(世界時2日17時)にM1.5、 続いて、3日4時(世界時2日19時)にM7.3の 中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131と304による動画を掲載します。 2つめのフレアでは、 大規模なプラズマの噴き上がりも発生していて、 SOHO衛星LASCO C3では、CMEの噴出が撮影されています。 地球からは横方向への噴出なので、影響はないでしょう。 また、2173群も没して見えなくなるので、 今後の影響はありません。 太陽風は、速度が370km/秒前後で推移していますが、 ACEのグラフの最後では350km/秒に低下しつつある様です。 この後はより低速の風になるのかもしれません。 磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いていますが、 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が弱まり、 0nTの線に近づいて変化しています。 27日周期の図を見ると、 この頃に太陽風磁場のセクターの切り替わりが到来しています。 太陽風の様子が少し変わるのかもしれません。 AE指数は小規模の変化が起きていますが、 全体としては、磁気圏の活動は弱まっている様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中央部の北半球側にコロナホールの黒い領域が見えています。 前周期は見えなかったのですが、 3日後くらいの太陽風に影響が見られるかもしれません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) Mフレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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