宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:29)
今日、M7.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 3 09:05 C3.2
07:50 C3.6
03:48 M7.3
02:07 M1.5
10/ 2 21:40 C3.4
05:24 C3.2
10/ 1 21:49 C2.5
11:39 C6.7
05:16 C2.3

黒点 10/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2172 4 β M2
2173 1 α M7
2176 6 β ---
2177 9 β ---
2178 12 βγ ---
2179 1 α ---
2181 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 361 +1.4
-2 h 383 -0.3
-4 h 381 -2.0
-6 h 384 -2.3
-8 h 392 -2.9
-10 h 379 -2.9
-12 h 371 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -18 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
10/ 3 0.5 3x10^3
10/ 2 0.5 4x10^3
10/ 1 0.4 2x10^3
9/30 0.6 4x10^3
9/29 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/28 09:30 太陽風は平均的な速度に下がっています。M1の中規模フレアが発生しました。
2014/ 9/29 12:11 M5.1、M1.0と中規模フレアが2回起きました。太陽風はやや低速です。
2014/ 9/30 12:06 太陽風磁場が南寄りになり、オーロラが強まっています。
2014/10/ 1 19:43 太陽風磁場の南寄りが続き、磁気圏は活動的です。
2014/10/ 2 12:35 太陽風はやや低速ですが、磁気圏の活動は続いています。
最新のニュース

2014/10/ 3 11:29 更新
M7.3の中規模フレアが発生しました。太陽風はより低速になりそうです。

担当 篠原

太陽の西の端に没しつつある2173黒点群で、
今日、3日2時(世界時2日17時)にM1.5、
続いて、3日4時(世界時2日19時)にM7.3の
中規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131と304による動画を掲載します。
2つめのフレアでは、
大規模なプラズマの噴き上がりも発生していて、
SOHO衛星LASCO C3では、CMEの噴出が撮影されています。

地球からは横方向への噴出なので、影響はないでしょう。
また、2173群も没して見えなくなるので、
今後の影響はありません。


太陽風は、速度が370km/秒前後で推移していますが、
ACEのグラフの最後では350km/秒に低下しつつある様です。
この後はより低速の風になるのかもしれません。

磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いていますが、
磁場の南北成分は、南寄りの傾向が弱まり、
0nTの線に近づいて変化しています。

27日周期の図を見ると、
この頃に太陽風磁場のセクターの切り替わりが到来しています。
太陽風の様子が少し変わるのかもしれません。

AE指数は小規模の変化が起きていますが、
全体としては、磁気圏の活動は弱まっている様です。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中央部の北半球側にコロナホールの黒い領域が見えています。
前周期は見えなかったのですが、
3日後くらいの太陽風に影響が見られるかもしれません。



2173黒点群で発生した、M1.5、M7.3の中規模フレア。SDO衛星AIA131、304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Mフレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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