宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 9/21 10:28 更新 太陽風の速度は550km/秒に上がっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨夜、20日22時(世界時20日13時)頃に再度上昇して、 550km/秒へ高まっています。 高速太陽風の本番はここからだった様です。 一方、磁場強度は8nTから4nTへ下がっています。 これ以上の速度の上昇はなさそうです。 磁場の南北成分は、 0nT付近からやや北寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏の活動は高まっておらず、 AE指数は小さい変化が時々見られる程度です。 この様に、大きな活動にはなっていませんが、 ノルウェー、トロムソの全天カメラでは、 地平線近くの北斗七星(写真の上端近くに見えています) と重なる様に、 きれいなオーロラの帯が撮影されていました。 太陽風の高まりはピークを迎えていると思われます。 これからはゆっくりと弱まる傾向でしょう。 太陽は、東端の2171黒点群に続いて、 2173群、2172群が出現しています。 フレアの発生は少なく、2171群と2172群で、 それぞれC1.1の小さいフレアが発生した程度です。 ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、世界時20日21時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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