宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:24)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/20 03:05 C3.3
9/19 02:24 C3.4
9/18 16:02 C6.4
06:08 C3.1
04:26 C7.6

黒点  9/20 (NOAA)
磁場 フレア
2164 3 β C4
2166 4 β C1
2167 2 α ---
2168 7 β C1
2169 2 β M1
2170 1 α ---
2171 2 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 462 +2.4
-2 h 467 +0.5
-4 h 485 +1.2
-6 h 501 +3.6
-8 h 503 -0.5
-10 h 478 +7.0
-12 h 462 +3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -11 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
9/20 0.5 5x10^0
9/19 0.4 8x10^0
9/18 0.3 8x10^0
9/17 0.4 1x10^1
9/16 0.8 9x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/15 12:38 太陽風は平均的な状態に戻りつつあります。磁気圏は静穏です。
2014/ 9/16 11:26 太陽風が少し強まっています。磁気圏は静穏です。
2014/ 9/17 11:49 太陽風は平均的な状態に戻っています。
2014/ 9/18 12:26 太陽風はやや低速ですが、磁場強度が少し上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/19 11:50 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動もやや高まっています。M1の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2014/ 9/20 10:24 更新
コロナホールの影響で、高速の太陽風がやって来ました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風磁場の南北成分はすぐに北向きに変わりました。
このため、磁気圏の活動は長くは続かず、
AE指数の変化は、19日15時(世界時19日6時)過ぎには、
小さくなっています。

しかし、その後から太陽風は強まり始めて、
高速風が始まっています。

初めに、太陽風の磁場強度が、
19日16時(世界時19日7時)から急に強まり、
20nT近くに高まりました。
追いかける様に速度が上昇を始め、こちらは8時間ほどかけて、
400km/秒から500km/秒まで高まり、高速風に変わりました。
その後、速度は少し下げて、現在は470km/秒ほどです。
一方、磁場強度も10nTに下げていますが、
依然、通常よりも強まった値です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
もう南西の端(右下)に回って見にくくなっていますが、
南半球に広がっていたコロナホールの影響が到来したようです。

27日周期の図では、前周期には見られなかった変化です。
コロナホールは既に中央線を通り過ぎているので、
太陽風の高まりは2〜3日程度ではないかと思います。
しかし、磁場強度は高まったままなので、
引き続き速度の変化には注意して下さい。

磁気圏への影響度を決める、太陽風磁場の南北成分は、
概ね北寄りの傾向になっています。
このため、磁気圏への影響は限定的で、
AE指数は一時的に700nTの中規模の変化が起きた程度です。

磁場は強まったままなので、南寄りに傾向が変わるなどすると、
磁気圏の活動も急に高まる可能性があります。


太陽は、南東(左下)の端から現れた新しい黒点群に、
2171黒点群と番号が付けられています。
ここで、深夜、20日2時半(世界時19日17時半)に、
C3.3の小規模フレアが発生しています。

この領域がどの程度の活動度なのか、しばらく注目して下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。