宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 9/19 11:50 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動もやや高まっています。M1の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は350km/秒に下がり、低速の風になっています。 一方、昨日から強まり始めた磁場強度は、 8〜9nTの状態から、 今日に入って少し弱まる傾向を見せていますが、 依然、6〜8nTとやや高い値が続いています。 磁場の南北成分は、昨日いっぱいは北向きで、 磁気圏への影響は小さくなっていたのですが、 19日2時(世界時18日17時)頃から南向きに切り替わり、 振れ幅も次第に大きくなって、現在は-7nTに強まっています。 この変化とともに磁気圏の活動度も高まっていて、 AE指数のグラフは、前半は全く変化していませんが、 後半から変化が現れ始めて、 500〜600nTの中規模の活動が発生しています。 この最初の高まりの頃の、 南極・昭和基地のオーロラを動画で紹介します。 初めは写真の上端(高緯度側)に見えていたオーロラが、 次第に空の中央に進み、大きな活動を起こしています。 AE指数のグラフの、 世界時19時から21時にかけての変化に対応しています。 現在も太陽風磁場の南向きは強まったままなので、 磁気圏活動の高まりがしばらく続くかもしれません。 太陽では、東側の2169黒点群の活動が、 昨日の午後から高まっています。 18日16時(世界時18日7時)にC6.4と 大きめのCクラスフレアを起こし、 続いて、18日17時半(世界時18日8時半)には、 M1.2の中規模フレアを起こしています。 このM1.2フレアの発生は、 NOAAの記録を見るまで気付かなかったのですが、 GOES衛星のX線グラフを見ると、 ちょうどこの時間にグラフが途切れています。 このため、Mフレアの発生に気付かなかったのです。 2169群は、その後にC3.4のフレアも起こしています。 引き続き注目して下さい。 太陽の東端からは、 もう一つ新しい黒点群が顔を出しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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