宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:26)
今日、C7.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/18 06:08 C3.1
04:26 C7.6
9/17 12:30 C2.6
08:50 C1.8
05:37 C2.0
04:08 C2.1
9/16 05:45 C2.3
03:12 C2.2

黒点  9/18 (NOAA)
磁場 フレア
2158 2 β C8
2164 6 β C4
2165 2 β ---
2166 7 β C2
2168 1 β ---
2169 1 β ---
2170 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 376 +6.9
-2 h 384 +7.3
-4 h 393 +5.3
-6 h 393 +7.4
-8 h 367 +4.7
-10 h 370 +5.9
-12 h 375 +5.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
9/18 0.3 8x10^0
9/17 0.4 1x10^1
9/16 0.8 9x10^0
9/15 0.8 8x10^0
9/14 1.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/13 11:39 XフレアのCMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 9/14 15:30 CMEによる太陽風の乱れは弱まりつつあります。磁気圏は穏やかでした。
2014/ 9/15 12:38 太陽風は平均的な状態に戻りつつあります。磁気圏は静穏です。
2014/ 9/16 11:26 太陽風が少し強まっています。磁気圏は静穏です。
2014/ 9/17 11:49 太陽風は平均的な状態に戻っています。
最新のニュース

2014/ 9/18 12:26 更新
太陽風はやや低速ですが、磁場強度が少し上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア、ムルマンスクの福島さんより、
オーロラの便りが届きました。
初めの2枚は、12日から13日にかけてやってきた
X1.6フレアの太陽風の乱れによって発生したオーロラの写真です。

1枚目は、モンチェゴルスク市在住の
I・マトヴェーエフ氏によるもので、
街の上空でオーロラの光が渦を巻くように輝いています。
この日は、ムルマンスクの多くの写真家たちが撮影に繰り出したそうで、
福島さんによると、かなりたくさんの写真が公開されているそうです。

その中で、ここでも度々オーロラ写真を掲載させていただいている
V・ジガーノフ氏による動画がYoutubeに
公開されているとのことです。
1000枚以上の写真を加工したとのことで、
静止画とは全然違う、雰囲気のある作品になっています。

2枚目の写真は、北緯50度とオーロラ帯よりもだいぶ緯度の低い
ウクライナ東部ハリコフ市で撮影されたオーロラです。
写真の左上に磁気圏の活動度を示す
Kp指数のグラフが重ねられていますが、
これによると、擾乱が最も激しくなったころの撮影の様です。
オーロラの活動が低い緯度域まで広がっていたことが分かります。

3枚目の写真は、16〜17日にアパチット市で、
Y・ヤシェンコ氏による撮影です。
これはカメラの写り方にもよるのだと思いますが、
オーロラの深みのある緑色が印象的です。

素敵な写真をどうもありがとうございます。
動画の中で、人の動く姿や、走る車のヘッドライトを見ていると、
オーロラの時間軸を感じることができて、
たいへん興味深いです。



現在の太陽風は、速度は370km/秒とやや低速ですが、
磁場強度が、5nTから9nTへ少し強まっています。
太陽の南半球に広がるコロナホールの影響が、
及び始めているのかもしれません。
今後、速度も上昇を始めるかもしれないので、注目して下さい。

磁場の南北成分は、北向きの状態が続いています。
このため磁気圏は静穏で、AE指数は変化がありません。


太陽は、西の端(右端)で、
C7.5とC3.5の小規模フレアが発生しています。
GOES衛星のX線写真による動画を掲載します。
没していった2158群などによるフレアでしょう。

こちら側の黒点群では、
2164群でC1〜2などの小さいフレアが発生しています。



ムルマンスク州モンチェゴルスク市で、現地12〜13日に撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、I・マトヴェーエフ氏


北緯50度のウクライナ東部ハリコフ市で、現地12〜13日に撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏


ムルマンスク州アパチット市で、現地16〜17日に撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、Y・ヤシェンコ氏


GOES15衛星のX線カメラによる、C7.5とC3.5のフレアの様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。