宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 9/15 12:38 更新 太陽風は平均的な状態に戻りつつあります。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 CMEによる太陽風の強まりは、 そろそろ終わろうとしてます。 磁場強度は、8nTから5nTへ下がり、 平均的な強度に戻っています。 速度はまだ下がりきらず、 460km/秒とやや高速の状態が続いています。 この後、速度も平均的な状態に戻っていくでしょう。 磁場の南北成分は、北向きに振れた状態が続き、 磁気圏の活動は静かです。 AE指数は全く変化のない状態が続いています。 現在、磁場の南北成分は0nTに近づいています。 この後、南向きにも振れる様になると、 小規模の磁気圏の活動も起きる様になるでしょう。 太陽風の乱れの到来のため、 一昨日にお知らせできなかったのですが、 13日2時(世界時12日17時)に、 太陽の中央から少し北東(左上)側で、 フィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 黒いガスが巻き上がる様に飛び出しています。 そして、SOHO衛星のLASCO C3によると、 CME(太陽ガスの放出現象)が上向きを中心に、 そして、少し遅れて左右にも噴き出している様です。 このため、地球にも太陽風の弱い乱れが 到来する可能性があります。 3〜4日程度かかると考えると、 到着は16日から17日にかけてでしょうか。 速度の変化は小さいと思いますが、 磁場が強まって、南向きに振れると 活発なオーロラが見られる可能性があります。 また、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の南半球にコロナホールが広がっています。 中心線に近づいているため、 3〜4日後くらいに、 この領域から高速太陽風がやって来る可能性があります。 このコロナホールは、 27日前の前周期には見られなかったので、 27日周期の図の前周期の太陽風の変化とは 様子が変わるかもしれません。 太陽は、2157黒点群でC3.1、 2158群でC2.9の小規模フレアが発生しています。 全体的には落ち着いています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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