宇宙天気 2014/ 9/14

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by KNCT
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (15:30)

今日、M1.5の中規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが一昨日発生しています。

太陽風の速度がやや高くなっています。

磁気嵐がやや発達しています。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
9/14	11:03	M1.5
9/13	21:41	C3.7
	09:00	C2.3
	04:59	C3.3
	03:45	C2.5
9/12	18:32	C3.2
	11:07	C9.5
	06:00	M1.4
	00:20	M2.1

黒点 9/14 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
2155	2	β	---
2157	26	βγ	M2
2158	29	β	C3
2161	2	β	C2
2163	3	α	---
2164	16	β	---
2165	2	β	---
2166	5	β	C2

太陽風 (ACE)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
15:26	468	+6.1
-2 h	504	+4.7
-4 h	557	+5.6
-6 h	549	+7.2
-8 h	535	+6.5
-10 h	561	+7.9
-12 h	568	+9.4

磁気圏 (NICT)

時刻 JST	環電流 nT	沖縄擾乱 nT
15:30	-41	-/ -
-2 h	-44	-/ -
-4 h	-45	-/ -
-6 h	-49	-/ -
-8 h	-51	-/ -
-10 h	-52	-/ -
-12 h	-55	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.5 ↓	4x10^0
9/14	1.6	1x10^1
9/13	126.0	7x10^2
9/12	41.5	3x10^2
9/11	28.7	7x10^2
9/10	2.6	3x10^2

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線5分・1分 (GOES)

X線写真・動画 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

EIT195 (SOHO)

EIT284 (SOHO)

Canada (CSA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2014/ 9/ 9 12:12　M4.5の中規模フレアが発生しました。CMEも噴き出しています。; 2014/ 9/10 12:07　昨日のCMEは地球へも向かっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。; 2014/ 9/11 10:39　X1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも地球方向に発生しています。; 2014/ 9/12 11:34　今朝、CMEによる太陽風の乱れが到来しました。今夜くらいに次の乱れが到来しそうです。; 2014/ 9/13 11:39　XフレアのCMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動も高まっています。; 最新のニュース

2014/ 9/14 15:30　更新
CMEによる太陽風の乱れは弱まりつつあります。磁気圏は穏やかでした。

担当　篠原

CMEによる太陽風の乱れは、ゆっくりと弱まっています。
太陽風の速度は700km/秒から450km/秒に下がり、
磁場強度も30nTから8nTに弱まっています。

注目していた磁場の南北成分は、
結局北向きのままゆっくりと強度を下げています。
現在は5nTほどです。

このため、磁気圏の活動はほとんど高まらず、
AE指数のグラフはほとんど変化のないままでした。

太陽風は、平均的な状態に戻りつつあります。
今後は磁場が南向きに切り替わっても、
磁気圏の活動は平均的な規模に留まるでしょう。

CMEによる乱れが通り過ぎると、
太陽風は低速の穏やかな風になりそうです。

太陽は、先ほど、14日11時(世界時14日2時)に、
太陽の南西(右下)の2157黒点群で
M1.5の中規模フレアが発生しました。

2157群はこの他にもC1〜3程度のCクラスフレアを
4回ほど起こしていて、活動的な状態が続いている様です。