宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:07)
昨日、M4.5の中規模フレアが、一昨日もC7.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/10 --- ---
9/ 9 21:18 C3.2
08:37 M4.5
08:11 C3.9
04:01 C2.1
01:26 C2.7
9/ 8 12:21 C4.6
09:07 C5.1
04:29 C7.8

黒点  9/10 (NOAA)
磁場 フレア
2155 9 β ---
2157 39 βγδ C8
2158 25 βγδ M5
2159 5 β ---
2161 1 α ---
2162 7 β ---
2163 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 366 +3.8
-2 h 359 +3.8
-4 h 354 -2.1
-6 h 372 -1.8
-8 h 368 -1.4
-10 h 381 -1.4
-12 h 376 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.4 2x10^2
9/10 2.6 3x10^2
9/ 9 4.2 1x10^2
9/ 8 6.3 8x10^1
9/ 7 9.1 1x10^3
9/ 6 9.7 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/ 5 12:29 Cクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏の活動は穏やかになっています。
2014/ 9/ 6 11:38 2157黒点群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は低速風に変わりました。
2014/ 9/ 7 11:06 2157黒点群の活動が高まり、M1.1のフレアが発生しました。
2014/ 9/ 8 11:47 2157黒点群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は低速に戻りました。
2014/ 9/ 9 12:12 M4.5の中規模フレアが発生しました。CMEも噴き出しています。
最新のニュース

2014/ 9/10 12:07 更新
昨日のCMEは地球へも向かっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日の朝に発生したCMEの広がりを、
SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。

CMEは、主に左上に向かって噴き出していますが、
この動画では、太陽を包む様に、
右側へ向かって噴き出しているガスも淡く写っています。
このため、CMEは地球方向へもある程度噴出している様です。

到来まで3日前後と考えると、明日、11日の後半から、
12日にかけてやって来る可能性があります。
NOAA/SWPCの太陽風予報では、
12日9時(世界時12日0時)頃に乱れが地球に達しています。
また、太陽風の速度は500km/秒くらいに高まると
予報しています。

速度の高まりとともに、磁場の強まりが到来して、
南向きに大きく振れると、活発なオーロラの活動を起こします。
明日以降はオーロラのライブカメラにも注目して下さい。


太陽は、昨日のM4.5以降静かになっていて、
南側の2157黒点群でC3.2の小規模フレアが起きただけです。

2157群、2158群はどちらも大きな姿を保っています。
引き続き注目して下さい。


10日前の撮影になりますが、
フィンランド、サーリセルカで、
現地9月1日1時頃に撮影されたオーロラの写真を、
宮田繁さんよりお送りいただきました。

この頃は、太陽風の速度がやや高まり、磁場も南に振れて、
オーロラの活動が高まっていた頃でした。
宮田さんは27日周期の前周期、前々周期の様子を参考に、
オーロラ観測に臨んでいるとのことで、
この時は、27日前にオーロラの活動が高まっていたので、
大いに期待をしていたとのことです。

頭の上から降り注ぐような見事なオーロラの写真です。
細かい構造も見えていて、
現地の観望はさぞ素晴らしかったことでしょう。
周期性を予想しながらの遠征は、より興味が湧くだろうと思います。
どうもありがとうございました。


現在の太陽風は、速度は350km/秒に下がり、
低速風となっています。
磁場強度は5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北を向いたり、南を向いたりで、
南を向いた後半に、AE指数で小規模の変化が発生しています。

CMEの到来まで、太陽風、磁気圏は穏やかに推移するでしょう。






フィンランド、サーリセルカで、宮田繁氏により現地9月1日01:36に撮影されたオーロラ。
(c) 宮田 繁氏


フィンランド、サーリセルカで、宮田繁氏により現地9月1日01:37に撮影されたオーロラ。
(c) 宮田 繁氏


フィンランド、サーリセルカで、宮田繁氏により現地9月1日01:45に撮影されたオーロラ。
(c) 宮田 繁氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。