宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 9/ 9 12:12 更新 M4.5の中規模フレアが発生しました。CMEも噴き出しています。 担当 篠原 太陽の中央部やや左上の2158黒点群で、 今朝、9日8時半(世界時8日23時半)に、 M4.5の中規模フレアが発生しました。 このフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生してます。 まだ発生して時間が経っていないため、 SOHO衛星の写真はまだ噴出の途中までです。 LASCO C2の動画を掲載しますが、 ガスは左向きを中心に噴き出していて、 地球方向へは端の部分が向かっているくらいでしょうか。 その場合、擾乱はあまり大きくないかもしれません。 地球まで2〜3日程度と考えると、 太陽風の乱れは11〜12日頃に到来する可能性があります。 明日になれば、より詳しく見ることができるでしょう。 SDO衛星による2158黒点群の拡大写真を3枚目に掲載します。 2158群は、9月5日に姿を現して、その後の活動は穏やかでした。 昨日くらいから小さい活動が目立つ様になって、 急に規模の大きいフレアを起こしました。 南側の2157群とともにこの後も注目して下さい。 太陽風は、速度がまた上がって、 400〜430km/秒と平均的な状態に戻っています。 反対に磁場強度は8nTから5nTへ下がっていますが、 値としてはこちらも平均的な強度です。 27日周期の図を見ると、様子は少し変わっていますが、 前周期の太陽風の高まりが回帰している様です。 磁場の南北成分は、 北寄りの状態から0nT付近に下がっています。 磁気圏も弱い変化が起きていて、 AE指数は、前半は静かですが、 後半に200nTくらいの弱い活動が発生しています。 太陽風は、CMEの影響がやって来るまでは、 現状の様な穏やかな風が続くでしょう。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) M4.5のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による2158黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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