宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:38)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 6 09:00 C2.9
9/ 5 18:29 C3.2
15:50 C6.7
15:04 C4.1
10:28 C3.8
06:39 C3.4
04:15 C3.9
01:14 C5.7
9/ 4 22:10 C6.3
19:00 C3.1
11:24 C2.4
06:11 C5.2

黒点  9/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2152 11 βγ C6
2153 4 β C2
2154 9 β ---
2155 6 β C4
2157 14 βγδ C7
2158 4 β ---
2159 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 343 +2.4
-2 h 341 +1.4
-4 h 348 +0.0
-6 h 352 -2.5
-8 h 357 -2.9
-10 h 371 -3.1
-12 h 369 -3.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -11 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 6.1 2x10^3
9/ 6 8.3 9x10^3
9/ 5 6.7 8x10^3
9/ 4 5.2 1x10^4
9/ 3 3.7 1x10^4
9/ 2 1.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/ 1 08:42 太陽風は400km/秒付近で安定し、磁気圏の活動も続いています。
2014/ 9/ 2 12:39 太陽の裏側で大きいフレアが発生し、CMEも噴出しています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/ 3 12:12 太陽の中央でフィラメントの噴出が発生しました。8月の黒点数は74.7でした。
2014/ 9/ 4 12:01 太陽の東端でM2.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2014/ 9/ 5 12:29 Cクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏の活動は穏やかになっています。
最新のニュース

2014/ 9/ 6 11:38 更新
2157黒点群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は低速風に変わりました。

担当 篠原

SOHO衛星のLASCO C3カメラの右下から、
小さい彗星が太陽に向かって進んでいます。
近づく様子を動画にして掲載します。
途中から小さい尾も伸びています。
宇宙天気の現象ではありませんが、どうぞご覧下さい。


太陽の東から現れた2157、2158黒点群は、
中心へ向かって進み、全体がきれいに見えています。
また、南側の2157群の左側からは、
もうひとつ別の黒点が顔を出していて、
2159群と番号が付けられています。

フレアは、2157群で活発に起きていて、
C2.1、C6.7、C3.2、C1.8、C2.9と続いています。
2157群は、磁場の構造も複雑になっていて、
更に規模の大きい活動を起こすかもしれません。

また、SDO衛星AIA193などの動画を見ると、
2159群の向こう側の、
まだ見えていない領域でフレアが起きている様です。
この後、更に新しい黒点が顔を見せるかもしれません。


太陽風は、速度が400km/秒から340km/秒へ下がり、
低速風に変わっています。
磁場強度は安定していて、5〜6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
-4nTくらいの弱い南向きの傾向になり、
それに伴って、
磁気圏の活動もある程度高まりました。
AE指数は、グラフの中程で500nTくらいの
中規模の変化が起きています。

現在の磁場南北成分は、
0nTを越えて北向きに変わっています。
この傾向が続くなら、
この後の磁気圏は静かになるでしょう。

CMEに関係する太陽風の変化は、
まだ来ていないようです。
明日にかけて、もうしばらく注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、ゆっくりと減少しています。




SOHO衛星LASCO C3カメラの右下から、小さい彗星が太陽に近づいています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。