宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2014/ 9/ 7 11:06 更新 2157黒点群の活動が高まり、M1.1のフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽の南東(左下)の2157黒点群の活動が高まっています。 昨夕、6日17時(世界時6日8時)にC8.0と大きいCフレアを起こし、 深夜の7日2時には、 M1.1とMクラスに達するフレアを起こしました。 これらのフレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 動画の初めと終わりに大きな輝きが2回発生し、 その他にも小さい輝きがいくつも起きています。 2157群は、現在も大きな規模を保っています。 引き続き、フレアの発生に注目して下さい。 より規模の大きいフレアを起こす可能性もあります。 また、C8.0のフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)が太陽の左に向かって噴き出しています。 SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載しますが、 左へ向かうガスがほとんどで、 地球の方向へはあまり飛び出していない様です。 影響がやって来る場合、 3〜4日後と考えると10〜11日頃でしょう。 2157群は次第に太陽の中心に近づきます。 今後CMEが発生すると、 地球に到来する可能性はより高くなります。 太陽風は、昨日の昼頃から磁場強度が一段上がって、 5nTから10nTへ強まっています。 そして、半日ほど過ぎた深夜に速度が変化を始め、 350km/秒の低速風から、 400km/秒と平均的な速度に上がりました。 27日周期の図を見ると、 前周期(8月10日頃)に見られた変化が回帰した様に見えます。 これに、9月2日のCMEによる弱い乱れも 加わっているかもしれません。 現在、磁場の南北成分が 南向きに-5nTに振れた状態が続いています。 AE指数のグラフは、 今のところ500nTくらいの変化に留まっていますが、 更に変化が大きくなる可能性もあります。 しばらく注目して下さい。 太陽風が乱れた影響で、 放射線帯の高エネルギー電子は減少が速くなり、 一気に1000の線を割っています。 2157黒点群で発生した、C8.0とM1.1フレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) C8.0のフレアに伴って、太陽の左側に向かって噴き出したCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |