宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C4.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 3 11:43 C4.0
05:56 C2.9
9/ 2 22:08 C3.7
9/ 1 02:24 C2.2
00:26 C2.1

黒点  9/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2149 4 β C2
2150 1 α ---
2151 2 α ---
2152 27 βγ C4
2153 8 β ---
2154 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 421 -2.1
-2 h 415 +0.1
-4 h 413 -1.2
-6 h 416 +0.0
-8 h 408 +0.0
-10 h 405 -1.3
-12 h 413 -2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.9 6x10^3
9/ 3 3.1 1x10^4
9/ 2 1.6 1x10^4
9/ 1 0.3 7x10^3
8/31 0.4 5x10^3
8/30 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
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AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/29 12:21 太陽風磁場の影響で、活発な磁気圏活動が続いています。カナダのオーロラをどうぞ。
2014/ 8/30 10:28 太陽風の磁場は南北に振れ、磁気圏の活動も続いています。
2014/ 8/31 10:38 磁気圏の活動が続いています。太陽はCクラスのフレアが続いています。
2014/ 9/ 1 08:42 太陽風は400km/秒付近で安定し、磁気圏の活動も続いています。
2014/ 9/ 2 12:39 太陽の裏側で大きいフレアが発生し、CMEも噴出しています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 9/ 3 12:12 更新
太陽の中央でフィラメントの噴出が発生しました。8月の黒点数は74.7でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
2014年8月の黒点相対数は、 74.7 と発表されました。
5月以降、4ヶ月連続で70台が続いていて、
現状維持となっています。

また、7月17日以降、黒点数= 0 の日は発生していません。
再び0の日がやって来ることは間違いありませんが、
それがいつになるのかも注目です。

図の1枚目に、1994年以降の30年間の変化を掲載します。
大きな変化としては、
現在は、極大期の2番目の山を通り越した辺りにあるようです。


昨夜、太陽の中央部に見えていた
長大なダークフィラメントが噴き出しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
太陽全体の写真を見ると、
噴出したフィラメントの大きさがよく分かります。
また、黒く写っているプラズマのガスが、
巻き上がるように噴き出していく様子も印象的です。

このフィラメント噴出により、CMEも発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載しますが、
太陽から上に向かってガスが噴き出しています。
CMEのガスがそれほど濃く写っていないので、
あまり大きな噴出ではない様です。

太陽の中心部で発生したので、
地球に向かってくる可能性がありますが、
SOHO衛星の動画では、CMEの多くは上に向かっていて、
地球の方向へはあまり向かっていない様に見えます。

到来まで3〜4日くらいと考えると、
6〜7日頃の太陽風に影響が見られる可能性があります。
磁場の強まりが流れてきて、南向きに大きく振れると、
オーロラの活動が激しくなるかもしれません。
今週の後半くらいに注目して下さい。


太陽では、南側の2152黒点群の黒点が
細長いリング状にきれいに並んでいます。
C3.7の小規模フレアを起こしています。

また、西に沈んだ2149群や、東端から近づいている新しい領域で、
C2のフレアが起きています。
そして、東端の領域で、ちょうど今C4.0のフレアが起きた様です。
この領域については、今後注目して下さい。


太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速度が続き、
磁場強度も5nTで安定しています。

磁場の南北成分は、小幅ですが南北に振れていて、
AE指数は、300〜600nTの小さい変化が頻繁に起きています。

27日前の前周期の変化をたどるとすると、
これから、太陽風の速度は次第に低下するかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15の青線が、10000の線を完全に越えています。
今後、太陽風が弱まっていくとすると、
こちらの高まりも終わりとなるでしょう。



太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽の中央部で大規模なダークフィラメントの噴出が発生しました。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。