宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 8/29 12:21 更新 太陽風磁場の影響で、活発な磁気圏活動が続いています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 カナダの高坂雄一さんより、 ブリティッシュコロンビア州のランビーで 現地27日23時(世界時28日6時)頃から北の空に現れた オーロラの写真をいただきました。 今日のAE指数のグラフで、 大きく変化している頃の撮影です。 ランビーは、バンクーバーに近く、 オーロラ帯よりも緯度の低い場所です。 磁気圏の活動が強まって、 オーロラの輝く領域が低緯度側に大きく広がったため、 この地域でもオーロラを見ることができた様です。 写真では、北の空の低いところに、 緑の光と、より高い場所の赤い光が写っています。 太陽風の乱れによって作られた今回の活動の強まりが、 よく分かる写真です。 興味深い写真をどうもありがとうございます。 昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は少し下がり、 速度は少し上がるという変化をしています。 磁場強度は、13nTから9nTへ徐々に下がり、 やっと10nTを割ったところです。 一方、速度は、350km/秒から380km/秒へ、 こちらもゆっくりと変化しています。 磁場の南北成分は、強まったり弱まったりしながも、 南寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏の活動も繰り返し強まって、 AE指数は800〜1200nTくらいの山が3回ほど発生しています。 引き続き、太陽風の変化と、磁気圏の活動に注目して下さい。 太陽は、西の端の2146群で、C1.6、C1.9、 新しく南東(左下)に現れた2152黒点群で、C1.1と、 3つのの小規模フレアが発生しています。 2146群は、もうすぐ没して見えなくなります。 また、GOES衛星のX線写真の動画では、 太陽の中央部の2151群で小さい活動が頻繁に起きています。 規模が大きくなる様だと注意が必要になるでしょう。 SOHO衛星LASCO C3では、 太陽全体に広がっていくきれいなCMEが撮影されています。 動画を掲載します。 STEREO衛星を参照すると、太陽の裏側で発生した現象です。 このため、地球への影響はありません。 (c) 高坂雄一氏 太陽の裏側でCMEが発生しています。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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