宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 8/30 10:28 更新 太陽風の磁場は南北に振れ、磁気圏の活動も続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒まで上がっています。 速さとしては平均的なレベルですが、 300km/秒を前後するくらいの遅い風が続いていたので、 この程度でも高まった様な感じがします。 27日周期の図を見ると、 前周期の8月2日にも同様の高まりが発生していて、 この時は、1週間ほど400km/秒台の太陽風が続きました。 この変化が回帰しているのだとすると、 来週にかけてしばらく高まった状態が続くかもしれません。 磁場強度も、8nTと少し高まった値が続いています。 27日に到来した擾乱以降の変化としては、 磁場が次第に弱まっている様に見えますが、 前周期も8月1日以降は磁場が少し強まった状態が続いており、 現在はこの回帰に切り替わっているのかもしれません。 磁場の南北成分は、 +5 〜 -5nTくらいの範囲で南北に変化しています。 このため、磁気圏の活動も頻繁に高まっていて、 AE指数は、800nTから1000nTに達する変化が いくつも起きています。 南極の昭和基地は曇り空でしたが、 雲越しにオーロラの激しい輝きが撮影されていました。 世界時29日23時頃の様子を紹介します。 天気が良ければ、きれいなオーロラが見えていたのでしょう。 27日前の前周期の変化を参考にすると、 もう3〜4日くらい、 活発なオーロラを見ることができるかもしれません。 太陽は、GOES衛星のX線グラフの後半で、 Cクラスの小規模フレアが続いています。 前半の、C4.3、C1.9は、 西の端(右端)の2146群、2148群によるものです。 これらは既に没していて、今後は影響ありません。 続いて、西側の2149群が活動的になり、 C1.5、C3.0を起こしています。 2149群は黒点も増えていて、引き続き注目して下さい。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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