宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:28)
今日、C4.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/30 08:46 C3.0
02:59 C1.9
00:43 C4.3
8/29 00:02 C1.9
8/28 14:01 C1.6

黒点  8/30 (NOAA)
磁場 フレア
2149 12 β C2
2150 1 α ---
2151 1 α ---
2152 6 β C1
2153 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 409 -1.4
-2 h 405 -3.0
-4 h 412 +1.2
-6 h 424 -3.7
-8 h 415 +2.0
-10 h 397 -0.3
-12 h 441 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -34 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -34 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
8/30 0.3 3x10^3
8/29 0.4 1x10^3
8/28 0.5 1x10^2
8/27 0.7 6x10^2
8/26 1.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/25 10:50 昨夜、太陽の東でM5.9の中規模フレアが発生しました。
2014/ 8/26 08:22 M2.0とM3.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は250km/秒まで遅くなっています。
2014/ 8/27 12:00 2146黒点群でCクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きに強まっています。
2014/ 8/28 10:55 太陽風磁場の強い南向きが続き、磁気圏の活動が強まりました。
2014/ 8/29 12:21 太陽風磁場の影響で、活発な磁気圏活動が続いています。カナダのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 8/30 10:28 更新
太陽風の磁場は南北に振れ、磁気圏の活動も続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒まで上がっています。
速さとしては平均的なレベルですが、
300km/秒を前後するくらいの遅い風が続いていたので、
この程度でも高まった様な感じがします。

27日周期の図を見ると、
前周期の8月2日にも同様の高まりが発生していて、
この時は、1週間ほど400km/秒台の太陽風が続きました。
この変化が回帰しているのだとすると、
来週にかけてしばらく高まった状態が続くかもしれません。

磁場強度も、8nTと少し高まった値が続いています。
27日に到来した擾乱以降の変化としては、
磁場が次第に弱まっている様に見えますが、
前周期も8月1日以降は磁場が少し強まった状態が続いており、
現在はこの回帰に切り替わっているのかもしれません。

磁場の南北成分は、
+5 〜 -5nTくらいの範囲で南北に変化しています。
このため、磁気圏の活動も頻繁に高まっていて、
AE指数は、800nTから1000nTに達する変化が
いくつも起きています。

南極の昭和基地は曇り空でしたが、
雲越しにオーロラの激しい輝きが撮影されていました。
世界時29日23時頃の様子を紹介します。
天気が良ければ、きれいなオーロラが見えていたのでしょう。

27日前の前周期の変化を参考にすると、
もう3〜4日くらい、
活発なオーロラを見ることができるかもしれません。


太陽は、GOES衛星のX線グラフの後半で、
Cクラスの小規模フレアが続いています。
前半の、C4.3、C1.9は、
西の端(右端)の2146群、2148群によるものです。
これらは既に没していて、今後は影響ありません。

続いて、西側の2149群が活動的になり、
C1.5、C3.0を起こしています。
2149群は黒点も増えていて、引き続き注目して下さい。



南極の昭和基地、世界時29日23時の雲越しのオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。