宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:22)
今日、M3.9の中規模フレアが発生しました。
また、M5.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/26 05:04 M3.9
8/25 23:45 M2.0
8/24 20:59 M5.9
16:29 C2.8
13:52 C5.5
09:07 C1.6
03:10 C2.9
02:01 C6.0

黒点  8/25 (NOAA)
磁場 フレア
2141 1 α ---
2142 3 β C2
2143 6 β C3
2146 10 β M4
2148 10 β ---
2149 16 βγδ C6
2150 1 α C1
2151 1 α M6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:15 255 +0.9
-2 h 250 +1.4
-4 h 249 +0.1
-6 h 253 +0.6
-8 h 255 +2.3
-10 h 258 -0.8
-12 h 259 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -6 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.2 5x10^2
8/26 1.4 6x10^2
8/25 0.3 8x10^2
8/24 0.4 1x10^3
8/23 0.3 1x10^3
8/22 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/21 11:31 太陽風の乱れは終わりつつあります。太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
2014/ 8/22 11:00 太陽の東端でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。
2014/ 8/23 11:32 太陽でフレアが活発に発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 8/24 13:12 フレアの発生は少し弱まっています。太陽風は290km/秒とかなり遅くなっています。
2014/ 8/25 10:50 昨夜、太陽の東でM5.9の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2014/ 8/26 08:22 更新
M2.0とM3.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は250km/秒まで遅くなっています。

担当 篠原

太陽で、Mクラスフレアの発生が続いています。
昨夜は、太陽の西側(右側)の2146黒点群で、
26日0時(世界時25日15時)にM2.0、
26日5時(世界時25日20時)にM3.9と、
2つの中規模フレアが発生しています。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

M2.0フレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見て下さい。
ガスは、右側を中心に噴き出していますが、
淡く、太陽全体を包む様にも広がっています。
このため、CMEの一部は地球にも向かっている可能性があります。
3日後くらいに太陽風の乱れが発生するかもしれません。

太陽では、2150群、2149群でも
C1の小さいフレアが発生しています。
引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度が更に下がって、
250km/秒近くまで遅くなっています。
磁場強度も弱まって、3nT前後です。
とても穏やかな太陽風です。

磁気圏の活動は静穏で、AE指数は全く変化していません。

太陽風は、基本的には低速の風が続きそうですが、
今後、CMEによる突発性の乱れが到来する可能性があります。



2146黒点群で発生したM2.0とM3.9のフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


M2.0のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。