宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 8/27 12:00 更新 2146黒点群でCクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きに強まっています。 担当 篠原 昨日、M2.0フレアに伴って発生したCMEのその後の様子を、 SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。 CMEの多くは、右に向かって広がっていますが、 淡いガスが地球方向にも向かっている様に見えます。 その場合、太陽風の乱れは、 29日頃に到来する可能性があります。 到来しても小規模の変化になりそうですが、 しばらく注目して下さい。 太陽では、2146黒点群でC4.0、C1.0、C1.9、C5.9と 小規模フレアの発生が続いています。 黒点群は西の端に近づいていますが、 没する前にどのような活動を見せるでしょうか。 太陽風は、250km/秒から300km/秒へ速度が少し上がっています。 ACEのグラフでは大きく上がった様に見えますが、 変化は小幅で、依然かなり遅い状態です。 磁場強度は、昨日の午後くらいから5nTに上がり、 今朝からさらに高まって、10nTを超えています。 27日周期の図を見ると、 前周期の7月31日に同様の磁場の強まりが始まっています。 この変化の回帰かもしれません。 そうであれば、続いて速度も上がって、 前周期の様に、400km/秒台を回復するかもしれません。 この後の太陽風の変化に注目してください。 磁気圏の活動は静かで、AE指数は全く変化していません。 しかし、現在の太陽風磁場は南向きに振れていて、 -10nT近くまで強まっています。 これから、オーロラの活動がある程度高まりそうです。 ただし、太陽風の速度が遅いので、 活動の規模はあまり大きくならないと思います。 昨日発生したCMEのその後の様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画作成 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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