宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:00)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/27 07:54 C5.6
8/26 18:22 C1.9
11:35 C4.0
05:04 M3.9
8/25 23:45 M2.0

黒点  8/27 (NOAA)
磁場 フレア
2146 9 βδ M4
2148 4 β ---
2149 16 β C1
2150 1 α C1
2151 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 302 -5.1
-2 h 290 -0.0
-4 h 293 +1.6
-6 h 281 +2.1
-8 h 287 +0.6
-10 h 284 +1.9
-12 h 283 +3.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 1 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
8/27 0.7 6x10^2
8/26 1.4 6x10^2
8/25 0.3 8x10^2
8/24 0.4 1x10^3
8/23 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/22 11:00 太陽の東端でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。
2014/ 8/23 11:32 太陽でフレアが活発に発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 8/24 13:12 フレアの発生は少し弱まっています。太陽風は290km/秒とかなり遅くなっています。
2014/ 8/25 10:50 昨夜、太陽の東でM5.9の中規模フレアが発生しました。
2014/ 8/26 08:22 M2.0とM3.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は250km/秒まで遅くなっています。
最新のニュース

2014/ 8/27 12:00 更新
2146黒点群でCクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きに強まっています。

担当 篠原

昨日、M2.0フレアに伴って発生したCMEのその後の様子を、
SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。

CMEの多くは、右に向かって広がっていますが、
淡いガスが地球方向にも向かっている様に見えます。
その場合、太陽風の乱れは、
29日頃に到来する可能性があります。
到来しても小規模の変化になりそうですが、
しばらく注目して下さい。

太陽では、2146黒点群でC4.0、C1.0、C1.9、C5.9と
小規模フレアの発生が続いています。
黒点群は西の端に近づいていますが、
没する前にどのような活動を見せるでしょうか。


太陽風は、250km/秒から300km/秒へ速度が少し上がっています。
ACEのグラフでは大きく上がった様に見えますが、
変化は小幅で、依然かなり遅い状態です。

磁場強度は、昨日の午後くらいから5nTに上がり、
今朝からさらに高まって、10nTを超えています。

27日周期の図を見ると、
前周期の7月31日に同様の磁場の強まりが始まっています。
この変化の回帰かもしれません。
そうであれば、続いて速度も上がって、
前周期の様に、400km/秒台を回復するかもしれません。

この後の太陽風の変化に注目してください。

磁気圏の活動は静かで、AE指数は全く変化していません。

しかし、現在の太陽風磁場は南向きに振れていて、
-10nT近くまで強まっています。
これから、オーロラの活動がある程度高まりそうです。
ただし、太陽風の速度が遅いので、
活動の規模はあまり大きくならないと思います。




昨日発生したCMEのその後の様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画作成 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。