宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:00)
今日、C7.3の小規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/22 09:35 C2.6
08:54 C6.6
03:56 C7.3
8/21 22:18 M3.4
09:21 C3.2
06:42 C2.1
03:53 C3.2
02:42 C2.6
8/20 21:30 C4.9
18:00 C1.5
08:24 C1.9

黒点  8/22 (NOAA)
磁場 フレア
2139 4 β ---
2141 3 β ---
2143 15 β ---
2146 7 β C2
2147 2 α ---
2148 23 β C2
2149 4 β M3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 341 -1.3
-2 h 338 -0.7
-4 h 336 -0.3
-6 h 343 -3.5
-8 h 326 -4.5
-10 h 327 -4.8
-12 h 339 -4.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -34 -/ -
-2 h -38 -/ -
-4 h -42 -/ -
-6 h -47 -/ -
-8 h -49 -/ -
-10 h -49 -/ -
-12 h -49 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
8/22 0.4 2x10^3
8/21 0.3 4x10^2
8/20 0.4 4x10^1
8/19 0.3 4x10^1
8/18 0.3 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/17 08:56 太陽は比較的穏やかです。太陽風は300km/秒とかなり低速です。
2014/ 8/18 12:05 太陽風の速度は280km/秒に下がっています。太陽も穏やかです。
2014/ 8/19 12:52 かなり遅い太陽風が続いています。太陽もC1のフレアが起きた程度で、穏やかです。
2014/ 8/20 11:51 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。
2014/ 8/21 11:31 太陽風の乱れは終わりつつあります。太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
最新のニュース

2014/ 8/22 11:00 更新
太陽の東端でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。

担当 篠原

昨日のニュースで太陽の東端から現れた活動的な領域は、
2149黒点群として姿を現しました。
そして、昨夜、21日22時(世界時21日13時)に
M3.4の中規模フレアを起こしました。

Mクラスフレアの発生は、
世界時8月1日に発生したM1.5以来、20日ぶりです。

2149黒点群は、この後にも
C7.3と大きいCクラスのフレアを起こしています。
活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2149群の今後の活動に注目してください。
これから活動が活発化すると、太陽の中心に近づくため、
地球へ影響が及びやすくなります。


太陽風は、330〜340km/秒と低速の状態が続いています。

昨日のニュースの頃は10nTに強まっていた磁場強度は、
ゆっくりと低下が続いて、
今朝くらいに5nTと平均的な値に戻っています。
CMEによる太陽風の乱れは通り過ぎました。

磁場が強まっていた間、
磁場の南北成分は、-5nTくらいの南向きが
ずっと続いていました。
このため、磁気圏の活動も長時間続いて、
AE指数は500nT前後の中規模の変化が連続的に発生しています。

磁場の強まりが終わった後、
南北成分は0nT付近に下がっています。
AE指数も今後の変化は小さくなるでしょう。

太陽風は穏やかな状態に戻り、低速の風が続きそうです。




太陽の東端でM3.4の中規模フレアが発生しました。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。