宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:31)
今日、C3.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/21 09:21 C3.2
06:42 C2.1
03:53 C3.2
02:42 C2.6
8/20 21:30 C4.9
18:00 C1.5
08:24 C1.9
8/19 --- ---

黒点  8/21 (NOAA)
磁場 フレア
2139 3 β C1
2141 5 β ---
2143 8 β ---
2146 6 β ---
2147 2 β ---
2148 5 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 324 -5.5
-2 h 331 -5.6
-4 h 337 -2.8
-6 h 340 -1.7
-8 h 341 +5.4
-10 h 341 +8.0
-12 h 349 +9.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -45 -/ -
-2 h -41 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -39 -/ -
-8 h -40 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^0
8/21 0.3 2x10^1
8/20 0.4 4x10^1
8/19 0.3 4x10^1
8/18 0.3 7x10^1
8/17 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/16 10:32 太陽の中央部でフィラメント噴出が起き、CMEも発生しています。
2014/ 8/17 08:56 太陽は比較的穏やかです。太陽風は300km/秒とかなり低速です。
2014/ 8/18 12:05 太陽風の速度は280km/秒に下がっています。太陽も穏やかです。
2014/ 8/19 12:52 かなり遅い太陽風が続いています。太陽もC1のフレアが起きた程度で、穏やかです。
2014/ 8/20 11:51 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。
最新のニュース

2014/ 8/21 11:31 更新
太陽風の乱れは終わりつつあります。太陽の東端から活動的な領域が近づいています。

担当 篠原

太陽風の乱れは、
昨日のニュース以降ゆっくりと収束に向かっています。

20nTに強まっていた磁場強度は、
20日20時(世界時20日11時)頃から弱まり始め、
現在は10nT近くに下がっています。
しかし、値としてはまだ通常よりも強まった状態です。

速度は380km/秒から低下が続き、
現在は330km/秒と、低速の風に変わっています。

磁場の南北成分は、北向きに強まった状態が続き、
今朝くらいから、南向きに切り替わっています。

このため、磁気圏の活動は、
昨日のニュース以降は穏やかで、
AE指数はほとんど変化しませんでしたが、
磁場が南向きになったグラフの最後の頃(右端)に、
変化がある程度発生しています。

CMEによる太陽風の乱れは通り過ぎつつあります。
この後、磁場強度も更に下がり、
穏やかな太陽風に戻るでしょう。


太陽は、昨日の午後くらいから活動がやや高まって、
GOES衛星のX線グラフが頻繁に変化するようになりました。

これは、太陽の東端(左端)に活動的な領域が現れたためで、
C4.9、C2.6、C3.2、C3.0、C3.2と、
Cクラスの小規模フレアが連続的に発生しています。

SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
左端でチカチカと小さい輝きが何度も発生しています。

今後、どのような領域が姿を現すか、注目してください。



太陽の東端(左端)から活動的な領域が現れました。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。