宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:56)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/17 --- ---
8/16 17:52 C2.7
8/15 --- ---

黒点  8/16 (NOAA)
磁場 フレア
2135 2 β ---
2139 27 βγ C2
2141 14 β ---
2143 3 β ---
2144 9 βγ C3
2145 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:46 295 -3.1
-2 h 274 -1.5
-4 h 269 -1.5
-6 h 270 -1.6
-8 h 274 +0.3
-10 h 277 +0.1
-12 h 280 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
8/17 0.3 3x10^2
8/16 0.3 3x10^2
8/15 0.3 5x10^2
8/14 0.4 4x10^2
8/13 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/12 11:01 太陽風はやや高速になっています。太陽は穏やかです。
2014/ 8/13 09:00 太陽風はやや高速の状態が続いています。
2014/ 8/14 09:02 太陽は穏やかです。太陽風の速度は400km/秒に下がっています。
2014/ 8/15 09:35 太陽風は低速風になっています。新しい黒点群が3つ現れています。
2014/ 8/16 10:32 太陽の中央部でフィラメント噴出が起き、CMEも発生しています。
最新のニュース

2014/ 8/17 08:56 更新
太陽は比較的穏やかです。太陽風は300km/秒とかなり低速です。

担当 篠原

昨日紹介したCMEのその後を、
SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。
太陽全体を囲む様にガスは淡く広がっていますが、
これは、CMEが地球の方向に噴き出したため、
見かけ上、全方位に広がっている様に見えるのです。

噴出の規模は比較的小さい様ですし、
現在の太陽風はかなり低速になっているので、
地球へは5日くらいかかりそうです。
すると、太陽風の乱れの到来は、21日前後になりそうです。
変化は小さいと思いますが、
磁場の強まりがやって来て、南向きに振れると、
オーロラの活動を活発にするでしょう。

太陽では、中央の2139黒点群でC1.0、
西側(左側)の2144群でC2.7と、
小さい小規模フレアが発生した程度です。
一方、GOES衛星のX線写真の動画では、
この他にも小さい活動があちこちで起きていて、
少しにぎやかな印象も受けます。

また、東端(左端)から新しい黒点が現れています。


太陽風は、速度が更に下がって、
270km/秒とかなり遅い状態になりました。
先ほど少し上がって、現在は300km/秒ですが、
依然、かなり遅い速度です。

磁場強度は、3nTから2nT近くまで弱まりましたが、
現在は5nTに少し上がっています。
速度の変化もあり、
太陽風の様子が少し変わるのかもしれません。

磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。
ACEの図では、太陽風磁場の南北成分が、
最新のところで南向きに振れています。
この傾向が続くと、
小規模のオーロラの活動が見られそうです。




昨日のCMEのその後の様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。