宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 8/20 11:51 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 16日1時(世界時15日16時)に発生したCMEによる太陽風の乱れが、 19日15時(世界時19日6時)に到来しました。 もう少し時間がかかるかと思っていたのですが、 3日半で地球までやって来ました。 最初の変化は小幅で、速度は350km/秒に、 磁場強度は10nTに高まった程度でしたが、 その後、半日から1日近くかけてそれぞれ高まり、 速度は450km/秒へ上がり(現在は380km/秒に下がっています)、 磁場強度は20nTに達しています(こちらは現在の値)。 速度は平均的な状態に上がった程度ですが、 磁場が大きく強まり、南向きにも振れて、 -10nTを超える変化も発生しています。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数では1000nTに達する大規模な変化が、 2回発生しています。 この変化の頃の昭和基地のオーロラを、 全天カメラの動画で紹介します。 空全体を覆ってオーロラが激しく輝いています。 現在の太陽風磁場は北向きに降れていて、 磁気圏の活動は落ち着いています。 しかし、磁場強度は20nTに強まっているので、 再び南向きに振れると、活発な活動が発生するでしょう。 太陽風の乱れがどのくらい続くか注目してください。 今日いっぱいくらいで、 磁場強度も低下を始めるかもしれません。 太陽は、C1.9の小規模フレアが、 2146黒点群の左側の領域で発生しています。 Cクラスに達する変化はこの程度です。 今日は出張のため、神奈川県の大磯に来ています。 こちらは気持ちのいい青空で驚いています (九州はずっと雨と曇り空でした)。 暑くなりそうです・・・ (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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