宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 8/16 10:32 更新 太陽の中央部でフィラメント噴出が起き、CMEも発生しています。 担当 篠原 16日1時(世界時15日16時)に、 太陽の中央から南へ伸びるダーク・フィラメントが噴出し、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 太陽の中心付近で爆発が発生し、 黒いガスが太陽から噴き上がっていきます。 その噴出の様子は、 SOHO衛星LASCO C2、C3で見ることができ、 太陽全体を囲む様に白いガスが淡く広がる、 ハロー型のCMEとなっています。 フィラメント噴出が地球の正面で発生したため、 地球方向にガスが飛び出して、この様に見えるのです。 従って、CMEによる太陽風の乱れは、 地球へ到来する可能性が高いと思われます。 現在の太陽風は低速となっているので、 到来まで4〜5日程度と見込むと、 20日か21日頃になるかもしれません。 大きな乱れにはならないと思いますが、 磁場が南向きに強まると、 オーロラの活動を強める可能性があります。 太陽では、北東(左上)の2139黒点群で、C1.1、C1.5、 南西(右下)の2144群で、C1.1、C1.4の 小規模フレアが発生しています。 GOES衛星のX線グラフの強度も少し上がっていて、 活動度がいくらか上がっている様です。 太陽風は、速度が320km/秒へ下がり、 更に低速の風になっています。 磁場強度は、 3〜4nTとやや弱まった状態が続いています。 磁気圏も概ね静穏で、 AE指数は、250nTの小さい山が グラフの中央にある程度です。 CMEによる乱れが到来するまでは、 低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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