宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/16 --- ---
8/15 --- ---
8/14 --- ---

黒点  8/16 (NOAA)
磁場 フレア
2135 2 β ---
2139 27 βγ C2
2141 14 β ---
2143 3 β ---
2144 9 βγ C1
2145 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 321 -0.0
-2 h 334 -0.8
-4 h 333 -0.9
-6 h 352 -0.7
-8 h 353 +0.3
-10 h 351 +1.1
-12 h 362 -2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
8/16 0.3 3x10^2
8/15 0.3 5x10^2
8/14 0.4 4x10^2
8/13 0.4 3x10^2
8/12 0.3 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/11 10:49 太陽風の磁場強度がやや強まり、速度も400km/秒台に戻っています。
2014/ 8/12 11:01 太陽風はやや高速になっています。太陽は穏やかです。
2014/ 8/13 09:00 太陽風はやや高速の状態が続いています。
2014/ 8/14 09:02 太陽は穏やかです。太陽風の速度は400km/秒に下がっています。
2014/ 8/15 09:35 太陽風は低速風になっています。新しい黒点群が3つ現れています。
最新のニュース

2014/ 8/16 10:32 更新
太陽の中央部でフィラメント噴出が起き、CMEも発生しています。

担当 篠原

16日1時(世界時15日16時)に、
太陽の中央から南へ伸びるダーク・フィラメントが噴出し、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。

SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
太陽の中心付近で爆発が発生し、
黒いガスが太陽から噴き上がっていきます。

その噴出の様子は、
SOHO衛星LASCO C2、C3で見ることができ、
太陽全体を囲む様に白いガスが淡く広がる、
ハロー型のCMEとなっています。
フィラメント噴出が地球の正面で発生したため、
地球方向にガスが飛び出して、この様に見えるのです。

従って、CMEによる太陽風の乱れは、
地球へ到来する可能性が高いと思われます。
現在の太陽風は低速となっているので、
到来まで4〜5日程度と見込むと、
20日か21日頃になるかもしれません。

大きな乱れにはならないと思いますが、
磁場が南向きに強まると、
オーロラの活動を強める可能性があります。


太陽では、北東(左上)の2139黒点群で、C1.1、C1.5、
南西(右下)の2144群で、C1.1、C1.4の
小規模フレアが発生しています。

GOES衛星のX線グラフの強度も少し上がっていて、
活動度がいくらか上がっている様です。


太陽風は、速度が320km/秒へ下がり、
更に低速の風になっています。
磁場強度は、
3〜4nTとやや弱まった状態が続いています。

磁気圏も概ね静穏で、
AE指数は、250nTの小さい山が
グラフの中央にある程度です。

CMEによる乱れが到来するまでは、
低速の穏やかな太陽風が続きそうです。



太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。