宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 7/24 12:53 更新 9日ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。 担当 篠原 SOHO衛星LAASCO C3の左側から、 かに座のプレセペ星団が姿を見せています。 小さい星の集まりがプレセペで、 それを囲む四角形の星の並びは、かに座の甲羅です。 プレセペ星団は、毎年この時期になると、 太陽の向こう側を通過していきます。 これから2週間くらいLASCO C3の画面で見ることができます。 太陽では、7月15日以来、 C以上のフレアが起きていないと書きましたが、 今朝、24日10時半(世界時24日1時半)に、 2121黒点群でC2.1の小規模フレアが発生しました。 9日ぶりのCクラスフレアの発生です。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 小さい規模のフレアなので、 動画としては一瞬輝きが発生するだけです。 太陽の黒点は、2123群を加えて、4つの黒点群が見えています。 X線グラフの変化は、このC2.1程度で、 全体としては穏やかです。 太陽風は、300km/秒台前半の低速風が続いています。 ACEのグラフでは、 今朝、一時的に340km/秒くらいに上がる変化も起きていますが、 現在は310km/秒とむしろ遅くなっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な強さが続いています。 磁気圏も概ね静穏ですが、 太陽風磁場の弱い南向きに対応して、 AE指数には300nT程度の小規模の変化が起きています。 SDO衛星AIA193の太陽写真は、 ちょうど中央にコロナホールの丸い穴が見えています。 この領域の影響が3〜4日後くらいにやって来るかもしれません。 それがなければ、低速の穏やかな太陽風が続くでしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラの左側に、プレセペ星団が現れました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画作成 : 宇宙天気ニュース 9日ぶりにCクラスのフレアが発生しました。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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