宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 7/20 11:01 更新 太陽風は280km/秒の低速風になっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 昨日と同じく、太陽は3ヶ所に黒点が見えています。 フレアの活動は特になく、これらの黒点は穏やかです。 X線のグラフは、最後にB3の小さい変化がありますが、 これは南西の端(右下端)で発生した現象です。 太陽は、東端(左端)も穏やかで、 活動的な領域がこちらへ回ってくる様子もなく、 しばらく今の様な状態が続きそうです。 太陽風は、更に速度が低下して、 280km/秒とかなり遅い状態に下がっています。 磁場強度も、2〜3nTと弱まったままです。 27日周期の図を見ると、 速度のグラフ(2段目の緑色線)は300km/秒を割ってしまって、 グラフの枠の下で見えなくなっています。 磁場(4段目の青線)も、0nTの線にくっつく様になっています。 前周期のグラフを見ると、 この後セクターの切り替わりがやって来て、 その後は、太陽風の磁場がいくらか変動しそうです。 以前のデータを参照すると、 セクターの切り替わりは、周期毎に到来が遅れています。 今回は、23日か24日になるかもしれません。 現在は磁気圏も静穏で、 AE指数は小さい山が中央に1つ発生している程度です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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