宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 7/16 11:40 更新 太陽の黒点が1つだけと少なくなっています。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 太陽面が急に寂しくなって来ましたが、 今日の写真では、 黒点が1つだけになっています。 太陽全体の可視光写真を掲載します。 西の端(右端)近くに小さい黒点が見えています。 この黒点は昨日までこの辺りに見えていた 2113黒点群とは別の黒点の様で、 昨夜から見える様になりました。 この黒点がなければ、無黒点の太陽になるところでした。 黒点相対数の記録では、 太陽が無黒点になったのは2011年8月14日が最後です。 この後、完全に黒点が消える様だと3年ぶりとなります。 11年周期で考えると、 太陽の黒点はこれから次第に少なくなっていきます。 今日の様に黒点の少ない日が増えてくるでしょう。 太陽はフレアの発生もなく、静かです。 X線のグラフは、強度も次第に下がっています。 太陽風は、昨日のニュースの後にゆっくりと速度が上がり、 450km/秒とやや高速の状態になっています。 27日周期の図を見ると、セクターの切り替わりが到来しています。 これに伴って、太陽風の様子が変わった様です。 磁場強度は5nTと平均的な値に下がって、落ち着いています。 磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化していて、 時々、磁気圏で小さい変動が発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールはちょうど太陽の中心線に来ています。 影響が及ぶ様になると、速度はもう一段高まるかもしれません。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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