宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 7/17 12:58 更新 太陽は無黒点になっています。太陽風、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽面から黒点が消えてしまった様です。 昨日小さく見えていた黒点(2113群として分類されていました)は、 今日に入った頃に消えてしまい、 その後現在まで、新しく現れる黒点も、 東の端から出現する黒点もなく、 太陽の可視光写真は無黒点となっています。 今日が無黒点日として記録されるかどうかは、 SILSOの発表を待つ必要がありますが、 現時点では、太陽に黒点が見えない状態になっています。 前回の無黒点日は、2011年8月14日と3年前のことです。 2011年全体では、1月14日と2日発生し、 更にさかのぼると、2010年は44日、 2009年は261日、2008年は266日と、 前回の極小期のすごかった頃を思い出します。 これから長期的には、 無黒点の日が次第に目立つ様になるのでしょう。 その太陽は、最後の黒点が見えていた2113群で B5の小さいフレアが発生しただけで、とても静かです。 太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は4nTと 平均的な状態です。 磁場の南北成分がは0nT付近か、やや北寄りです。 このため磁気圏も比較的穏やかで、 AE指数は時々小さい変化をしている程度です。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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