宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/15 --- ---
7/14 --- ---
7/13 17:41 C6.5

黒点  7/15 (NOAA)
磁場 フレア
2109 1 α C6
2111 1 α ---
2113 11 β C2
2114 5 β ---
2117 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 391 +2.9
-2 h 373 +2.0
-4 h 360 +5.7
-6 h 362 +6.8
-8 h 353 +7.4
-10 h 365 +9.2
-12 h 369 +8.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 6 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 14 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
7/15 0.3 5x10^1
7/14 0.4 3x10^1
7/13 0.4 2x10^1
7/12 0.4 2x10^1
7/11 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 7/10 14:30 太陽でCMEが噴出しています。太陽風は380km/秒に少し上がっています。
2014/ 7/11 14:04 太陽でM1.5の中規模フレアや、フィラメント噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。
2014/ 7/12 13:40 太陽の活動は穏やかです。太陽風は360km/秒の低速風になっています。
2014/ 7/13 13:56 6月の黒点数は71.0でした。太陽風は低速ですが、磁気圏の活動が少し高まりました。
2014/ 7/14 12:11 太陽風は低速ですが、磁場強度がやや高まっています。
最新のニュース

2014/ 7/15 12:38 更新
太陽風磁場が強まりましたが、磁気圏は穏やかでした。

担当 篠原

太陽風磁場の強まりは、昨日のニュース以降も残り、
14日22時半(世界時14日13時半)には、
15nTへ急に高まる変化が起きています。

そのまま15nTの状態が半日ほど続き
今朝になって一度5nTへ下がって、
現在はまた8nTくらいに少し高まっています。

その間、太陽風の速度には目立った変化はなく、
磁場の急な強まりの時も、速度は少し変化した程度です。
しかし、全体としてはゆっくりと上昇する傾向にあって、
昨日は350km/秒程度の遅い速度でしたが、
現在は400km/秒と平均的な速さに戻っています。


磁場の強まりが続きましたが、
磁場の南北成分はほとんどの時間帯で北向きになっていました。
このため、磁気圏への影響は小さく、
AE指数はほとんど変化していません。

ACEのグラフを見ると、
磁場は15nTの北向きになっていた時間帯もあり、
これが南向きであれば磁気圏も活動的になったでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の南半球の高緯度域にコロナホールがあります。
緯度が高いので、地球への影響は小さいと思いますが、
27日前の前周期にはこの濃い領域はなかったので、
今後の太陽風の様子は前周期とはいくらか異なるかもしれません。


太陽は、小さい黒点がぽつぽつとあるだけで、
かなり寂しい写真になっています。

フレアの発生も小さいものだけで、
西へ没した2109群で、昨夜にC1.0と、
先ほどC1.2の小規模フレアが起きた程度です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。