宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:50)
今日、C4.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/20 03:56 C4.0
6/19 10:16 C1.5
01:10 C1.8
6/18 15:04 C2.2
12:11 C4.0
02:45 C1.4

黒点  6/20 (NOAA)
磁場 フレア
2087 8 β C4
2089 6 β C1
2090 1 α ---
2092 6 β ---
2093 11 β C4
2094 2 α ---
2095 4 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 410 -1.9
-2 h 416 +0.2
-4 h 420 -1.4
-6 h 430 -2.5
-8 h 423 -2.0
-10 h 425 -0.2
-12 h 430 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
6/20 0.3 2x10^2
6/19 0.4 8x10^1
6/18 0.5 3x10^1
6/17 0.3 3x10^1
6/16 0.4 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 6/15 13:31 太陽のフレア活動は落ち着いてきました。太陽風は低速です。
2014/ 6/16 12:59 Mクラスのフレアが2回発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 6/17 12:59 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風は低速です。
2014/ 6/18 11:32 フレアは少なくなっています。太陽風はやや高速になっています。
2014/ 6/19 13:20 太陽風はやや高速です。太陽も静かになってきました。
最新のニュース

2014/ 6/20 12:50 更新
太陽でフィラメント噴出が発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。

担当 篠原

20日0時(世界時19日15時)頃から、
太陽の中心部の少し東寄り(左寄り)で、
フィラメントの噴出が発生しました。

SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
黒い細い筋の様に見えていたダークフィラメントが、
弾けるように噴き上がり、飛び散って行きます。
暗いガスのかたまりが渦を巻くように噴き出していて印象的です。

この噴出により、CMEが発生していると思われます。
地球の方向にも向かっているとすると、
4日後の24日頃に太陽風の乱れがある程度到来するかもしれません。


また、このフィラメント噴出に続くように、
すぐ下の2093黒点群でC4.0の小規模フレアが起きています。
目立ったフレアの活動はこの1つくらいで、
太陽はだいぶ静かになっています。


昨日のニュース以降、太陽風の速度は下がって、
現在は410km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度も同様に下がり、
現在は3nTとやや弱い値になっています。

磁場強度が下がるとともに、南北成分の振れ幅も小さくなり、
現在は0nT付近で小さく変化する程度です。
磁気圏の活動も次第に小規模になって、
300nT前後の変化が発生するくらいになっています。

今後、太陽風が低速風に変わると、
磁気圏も一段と静かになるでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、
特にコロナホールはなく、
基本的には穏やかな太陽風が続きそうです。



太陽の中心やや東寄りで発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。