宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:29)
今日、M3.9の中規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/12 13:13 C6.6
10:16 C4.4
09:37 C3.6
05:52 M3.9
03:38 C3.6
01:23 C2.6
6/11 20:37 C2.3
17:48 X1.0
17:00 M3.0
15:56 C2.9
15:16 C3.4
14:28 M1.8
13:39 C5.0
11:56 C2.3
10:22 C4.0
6/10 21:36 X1.5
20:37 X2.2
19:03 C5.0
18:14 C5.1
17:18 C3.9
15:18 C2.4
02:02 C8.8

黒点  6/12 (NOAA)
磁場 フレア
2079 8 β ---
2080 14 βγδ M2
2082 14 β C2
2084 2 α ---
2085 25 βγ C2
2087 10 βγ X2
2088 6 β ---
2089 6 β C4
2090 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 529 -0.6
-2 h 539 -0.7
-4 h 535 +0.2
-6 h 532 -0.2
-8 h 534 -0.3
-10 h 543 -0.8
-12 h 559 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
6/12 0.3 2x10^2
6/11 0.4 2x10^2
6/10 0.3 9x10^1
6/ 9 0.3 5x10^0
6/ 8 0.3 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 6/ 7 13:47 太陽で黒点の発達が目立っています。太陽風は低速です。
2014/ 6/ 8 14:25 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が高まっています。
2014/ 6/ 9 12:22 太陽風は600km/秒の高速風になっています。アメリカ・ノースダコタのオーロラをどうぞ。
2014/ 6/10 12:43 太陽の東端から活動的な領域が現れました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2014/ 6/11 11:42 太陽の東端で、Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。
最新のニュース

2014/ 6/12 13:29 更新
2087黒点群ではXクラスやMクラスのフレアが続いています。太陽風は高速の状態です。

担当 篠原

太陽の南東端(左下)の2087黒点群では、
活発にフレアが続いています。
昨夕、11日18時(世界時11日9時)のX1.0を最大に、
M3.0、M3.9の中規模フレアや、
Cクラスのフレアを5回程度起こしています。

活発な様子をSDO衛星AIA131の動画でご覧下さい。
引き続き、この領域の活動に注目して下さい。

太陽全体としては、この他にも
2080群でM1.8や、2089群でC2.6、2085群でC3.6など、
あちこちで活動が起きています。


太陽風は、昨日のニュースの後、更に速度が上がり、
11日17時(世界時11日8時)には、600km/秒に達しました。
8時間ほど600km/秒台を推移して、
今日に入った頃から速度はゆっくりと下がり、
現在は520km/秒と、高速風は続いていますが、
昨日程度に戻りました。

磁場強度は5nT付近で安定し、現在は3nTへ一段下がっています。

太陽風磁場の南北成分は、0nTを挟んで、南北に小さく振れる程度です。
このため、太陽風の速度は高まったものの、
磁気圏の活動はあまり大きくはならず、
AE指数500nTの中規模の変動が2回発生した程度です。

今後の太陽風の変化は考えにくいところですが、
昨日お知らせしたCMEによる弱い乱れが、
今夜から明日くらいに到来する可能性があります。
どの程度の変化が見られるでしょうか。


ちょうどここで、M2に達する中規模フレアが発生しました。
今回も2087黒点群の様です。



活発にフレアの発生が続く2087黒点群周辺。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。