宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 6/11 11:42 更新 太陽の東端で、Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。 担当 篠原 昨夜、太陽の東端から現れたばかりの2087黒点群で、 10日20時半(世界時10日11時半)にX2.2、 10日21時半(世界時10日12時半)にX1.5と、 Xクラスの大規模フレアが続いて2回発生しました。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 太陽の端で激しい爆発が発生しています。 Xクラスのフレアは、4月25日のX1.3以来、1ヶ月半ぶりです。 このフレアを起こした2087黒点群の拡大写真を掲載します。 この黒点群の今後の活動に注目して下さい。 また、GOES衛星のX線写真では、 2085群や、太陽の中央部のやや左上でも小さい活動が起きています。 X線のグラフはにぎわってきています。 Xフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生して、 太陽の左側に向かって激しくガスが噴き出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 噴出の中心は、地球からは横方向ですが、 地球方向へもある程度向かっている可能性があります。 明日の夜以降に、太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。 太陽風は、今朝くらいから速度が上がって、 520km/秒と高速風に戻っています。 磁場強度も、3〜8nTの範囲で変化しています。 磁場の南北成分は比較的北寄りで、 磁気圏では小さい変動が時々見られる程度です。 現在は速度が高まっているため、 磁場が南向きに振れれば、 オーロラ活動が活発になりやすい状況です。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) Xフレアが発生した2087黒点群。SDO衛星の可視光写真。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) X1.5のフレアに伴って、CMEが左側へ噴出しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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