宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
今日、C8.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 02:02 C8.8
6/ 9 21:23 C9.0
16:21 C2.2
13:09 C4.9
10:00 C3.7
08:39 C5.2
6/ 8 --- ---

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
2077 1 α ---
2079 6 β ---
2080 26 βγδ C2
2082 9 β ---
2084 5 β ---
2085 32 βγδ C9
2086 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 405 -0.6
-2 h 411 +0.2
-4 h 417 +0.1
-6 h 456 -0.9
-8 h 460 -1.6
-10 h 470 -1.9
-12 h 499 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
6/10 0.3 2x10^1
6/ 9 0.3 5x10^0
6/ 8 0.3 1x10^1
6/ 7 0.5 1x10^1
6/ 6 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 6/ 5 13:39 太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 6/ 6 14:11 太陽風は低速ですが、磁場の南向きでオーロラが少し強まっています。
2014/ 6/ 7 13:47 太陽で黒点の発達が目立っています。太陽風は低速です。
2014/ 6/ 8 14:25 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が高まっています。
2014/ 6/ 9 12:22 太陽風は600km/秒の高速風になっています。アメリカ・ノースダコタのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 6/10 12:43 更新
太陽の東端から活動的な領域が現れました。太陽風は平均的な速度に戻っています。

担当 篠原

2080と2085の2つの黒点群は、今日も大きな姿を保っています。
フレアも発生する様になって、
2080群ではC2.2、2085群ではC3.7、C9.0が発生しています。
SDO衛星の動画では、
ちかちかと小さい輝きが頻繁に起きています。

また、太陽の東端から活動的な領域が近づいていて、
昨日から、C4.9とC8.8のCクラスフレアが発生しています。
可視光写真では、ちょうど左端に黒点が姿を現しています。
2080群、2085群とともに、
こちらの領域にも注目が必要でしょう。


太陽風は、昨日のニュース以降速度が低下して、
現在は400km/秒と既に平均的な状態に戻っています。
磁場強度は、3nTとやや弱くなっています。
太陽風の高まりは、比較的短い期間で終わりました。

ただし、磁場の南北成分は弱い南向きになっています。
このため、磁気圏では小規模の変化が続いていて、
AE指数は300nTくらいの変化が長い時間起きています。



SDO衛星可視光カメラによる、2080黒点群と2085黒点群。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。