宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 6/ 5 13:39 更新 太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 昨夜、太陽の南東側(左下)で、 フィラメントの噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 動画では、噴出の様子はほとんど見えませんが、 太陽の左下に浮かんでいるプロミネンスが急に消えて、 太陽の表面に、噴出の影響による淡い光の帯が広がっていきます。 STEREO Behind衛星のCOR2では、 CMEが噴き出していく様子が撮影されています。 (SOHO衛星では、この時間帯の写真は欠けていました) CMEの噴出は地球側で起きていますが、この動画を見ると、 CMEのほとんどは下の方へ噴き出しています。 地球への影響は小さいか、ほとんど見られないかもしれません。 太陽は、この他に目立ったフレアの発生はありません。 2080黒点群では、小さい活動は頻繁に起きていて、 規模が拡大するようだと、今後注目する必要があるでしょう。 太陽風は、350km/秒と低速のままです。 磁場強度も5nTと平均的な値に下がりました。 一方、太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近か、やや南寄りに振れる様になっています。 このため、磁気圏では小規模の活動が見られるようになっていて、 AE指数には、200nTから500nTくらいの変化が 度々発生しています。 南極、昭和基地の全天カメラでも、 弱いオーロラの活動が撮影されていました。 SDO衛星AIA193では、 南半球の高緯度側に大きくコロナホールが広がっています。 この後の太陽風に影響が見られるかどうか、注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によって発生したCME。STEREO behind COR2による。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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