宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 5 --- ---
6/ 4 15:28 C1.3
10:28 C2.1
6/ 3 12:50 M1.4

黒点  6/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2077 6 β M1
2078 2 β ---
2079 1 α ---
2080 10 β ---
2081 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 338 -0.3
-2 h 338 -0.6
-4 h 345 -2.6
-6 h 344 -2.5
-8 h 341 -3.9
-10 h 328 -0.6
-12 h 318 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
6/ 5 0.4 8x10^0
6/ 4 0.3 1x10^1
6/ 3 0.3 3x10^1
6/ 2 0.3 2x10^1
6/ 1 0.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 5/31 13:35 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が高まりました。
2014/ 6/ 1 11:55 太陽風は一段と低速になっています。太陽の東端で小規模フレアが起きています。
2014/ 6/ 2 11:51 太陽風は300km/秒前後の低速風になっています。太陽も穏やかです。
2014/ 6/ 3 13:01 太陽風は低速風が続いています。磁場の南向きによって、オーロラの活動が高まりました。
2014/ 6/ 4 11:11 太陽風は低速です。M1のフレアが発生しました。5月の黒点数は75でした。
最新のニュース

2014/ 6/ 5 13:39 更新
太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨夜、太陽の南東側(左下)で、
フィラメントの噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

動画では、噴出の様子はほとんど見えませんが、
太陽の左下に浮かんでいるプロミネンスが急に消えて、
太陽の表面に、噴出の影響による淡い光の帯が広がっていきます。

STEREO Behind衛星のCOR2では、
CMEが噴き出していく様子が撮影されています。
(SOHO衛星では、この時間帯の写真は欠けていました)
CMEの噴出は地球側で起きていますが、この動画を見ると、
CMEのほとんどは下の方へ噴き出しています。
地球への影響は小さいか、ほとんど見られないかもしれません。

太陽は、この他に目立ったフレアの発生はありません。
2080黒点群では、小さい活動は頻繁に起きていて、
規模が拡大するようだと、今後注目する必要があるでしょう。


太陽風は、350km/秒と低速のままです。
磁場強度も5nTと平均的な値に下がりました。

一方、太陽風磁場の南北成分は、
0nT付近か、やや南寄りに振れる様になっています。
このため、磁気圏では小規模の活動が見られるようになっていて、
AE指数には、200nTから500nTくらいの変化が
度々発生しています。

南極、昭和基地の全天カメラでも、
弱いオーロラの活動が撮影されていました。

SDO衛星AIA193では、
南半球の高緯度側に大きくコロナホールが広がっています。
この後の太陽風に影響が見られるかどうか、注目して下さい。



SDO衛星AIA304による、太陽の南東部のフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によって発生したCME。STEREO behind COR2による。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。