宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/31 --- ---
5/30 --- ---
5/29 --- ---

黒点  5/31 (NOAA)
磁場 フレア
2073 7 β ---
2075 4 β ---
2076 1 α ---
2077 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 340 +2.7
-2 h 344 +4.5
-4 h 360 +6.7
-6 h 354 +6.5
-8 h 356 +8.2
-10 h 354 -6.5
-12 h 354 -7.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -17 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
5/31 0.3 3x10^1
5/30 0.3 6x10^0
5/29 0.4 1x10^2
5/28 0.3 6x10^2
5/27 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 5/26 12:07 太陽風は平均的な速さです。カナダのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/27 12:56 太陽風は320km/秒に下がり、低速風に変わっています。太陽も比較的穏やかです。
2014/ 5/28 12:09 太陽風は300km/秒台前半の低速風です。太陽も静かになっています。
2014/ 5/29 13:27 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。プレアデス星団が消えていきました。
2014/ 5/30 13:48 太陽風の磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動がやや高まりました。
最新のニュース

2014/ 5/31 13:35 更新
太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が高まりました。

担当 篠原

昨夜から太陽風磁場の乱れが到来し、
一時的に磁気圏の活動が強まりました。

ACE衛星の観測によると、昨夜、30日22時(世界時30日13時)頃から
太陽風に磁場の乱れが到来した様で、
磁場強度が5nTから7nTに一段上がり、
その後、更に高まって、10nTをやや超えるくらいに強まりました。

一方、太陽風の速度には目立った変化はなく、
340〜350km/秒と遅い状態が続いています。

磁場の変化が始まった直後から、南北成分は南向きに振れ、
-5nTから、その後-10nTにまで強まっています。
この影響で、磁気圏の活動も強まり、
AE指数は、31日1時(世界時30日16時)頃から
800nTから、一時的に1000nTに届く活動が5時間ほど発生しています。
極域ではオーロラのきれいな活動が見られたのではないでしょうか。

磁気圏の活動が止まったのは、
31日4時(世界時30日19時)以降、
太陽風磁場が北向きに切り替わったためです。
太陽風から磁気圏へのエネルギーの流れ込みが止まって、
AE指数のグラフの右側は、全く変化しなくなっています。

太陽風の磁場強度は、現在も10nTに強まったままです。
再び、南北成分が南向きに大きく振れると、
磁気圏の活動も高まるでしょう。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中央に小さくコロナホールの黒い穴が見えています。
規模が小さいので、大きな影響は来ないと思われますが、
目立った構造はこのくらいで、穏やかな太陽風が続きそうです。


目立ったフレアの発生もなく、
GOES衛星のX線のグラフは平坦になっています。
東の端から2077黒点群が姿を現していますが、
特に動きはありません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。