宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 6/ 1 11:55 更新 太陽風は一段と低速になっています。太陽の東端で小規模フレアが起きています。 担当 篠原 太陽風は、速度が340km/秒から310km/秒へ下がり、 更に低速の風になっています。 10nTに強まっていた磁場強度は、ゆっくりと低下していますが、 まだ7nTと少し強めです。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 北向きの傾向が続いています。 このため、磁気圏の活動はとても穏やかで、 AE指数は、ほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 小さいコロナホールが中央をちょうど通過したところです。 暗い領域の広がりは小さいので、地球への影響は小さそうで、 3日後くらいの太陽風に弱い乱れが見られるかもしれませんが、 基本的には穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽では、中央の左下寄りと東端に新しい黒点が現れています。 東端の黒点群では、先ほど、6月1日10時半(世界時1日1時半)に C2.4の小規模フレアが発生しました。 X線カメラの動画を見ると、 この領域ではその前にもフレアの活動が起きている様です。 今後の活動に注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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