宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 6/ 2 11:51 更新 太陽風は300km/秒前後の低速風になっています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、更に速度(ACE衛星の黄色線)が下がって、 290〜300km/秒付近とかなり遅くなっています。 磁場強度(白線)は、5nTと平均的な値に戻りました。 磁場の南北成分(赤線)は、0nT付近を小さく変化しています。 低速という状況もあり、磁気圏は静穏です。 今日のAE指数は、 データエラーのためにグラフ全体が少し太くなっていますが、 磁気圏の擾乱によるグラフの増減は、ほとんど見られません。 SDO衛星AIA193では、 南半球の高緯度域のコロナホールが見やすくなってきました。 今日の写真では、太陽の左下に 薄暗い領域の広がりとして見つけることができます。 このコロナホールは、27日前(5月6日)にも見られ、 その時の太陽風には、400km/秒程度の 小さい速度の高まりが来ました(5月11〜12日)。 今回のコロナホールは、前回よりも薄くなっていて、 影響は弱まるかもしれません。 27日周期の図を参考にすると、 6月7〜8日頃に太陽風速度が少し高まる可能性があります。 太陽は、昨日現れていた新しい黒点群に、 2078群、2079群と番号が付いています。 しかし、その後に目立ったフレアの発生はなく、 太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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