宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 6/ 4 11:11 更新 太陽風は低速です。M1のフレアが発生しました。5月の黒点数は75でした。 担当 篠原 2014年5月の黒点相対数平均値は75.2 と、 SIDCより発表されました。 1994年以降の推移を、図の1枚目に掲載します。 この半年ほど、黒点数は80を超える 高めの状態が続いていたのですが、 今回の高まりも一段落となるのでしょうか。 特に、5月の後半からは太陽の北半球側に黒点が現れず、 黒点数は50前後に下がっていました。 もちろん、現在は北半球側に2079群が見えていますし、 この後も黒点数は増えたり、減ったりしながら、 ゆっくりと長期変化をすることになります。 太陽風は、320km/秒から340km/秒へ小幅の変化をしたくらいで、 低速の風が安定して続いています。 磁場強度は、8nT前後とやや強まったまま安定しています。 磁場の南北成分は概ね北寄りで、 磁気圏への影響は小さく、AE指数はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193では、 南半球の高緯度域にコロナホールが見えています。 緯度が高いので、地球への影響は小さいでしょう。 太陽では、中央部の2077黒点群で、 昨日の昼、3日13時(世界時3日4時)に、 M1.3の中規模フレアが発生しました。 Mクラスフレアの発生は、 5月24日以来、10日ぶりです。 2077群は、先ほど、4日10時半(世界時4日1時半)にも、 C2.1の小規模フレアを起こしています。 この他に、2079群や、東の端から現れてきた新しい領域などで、 小さい活動が見られています。 太陽のフレア活動が、いくらかにぎやかになるかもしれません。 太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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