宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 5/29 13:27 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。プレアデス星団が消えていきました。 担当 篠原 SOHO衛星LASCO C3カメラの右上の端から、 プレアデス星団(すばる)が消えていきました。 2週間前の5月13日に姿を現して以来、 少しずつ横に移動して行き、 今日の昼にとうとう消えていきました。 最後の写真の下半分には、 おうし座の頭部にあたる、 V字を左に傾けた様な星の並びが見えています。 その中の一番明るい星は、アルデバランという一等星です。 プレアデス星団がSOHOの写真を通り過ぎると、 いよいよ初夏を迎える感じがします(鹿児島では)。 太陽風の速度は、340km/秒のままほとんど変わらず、 低速風が安定して続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な状態が続いています。 磁場の南北成分は、南北に小さく振れている程度で、 速度が遅いこともあり、磁気圏は穏やかです。 AE指数はほとんど変化が見られません。 太陽では、中央部の少し右下に2076黒点群が出現しています。 B7の小さいフレアを起こしていますが、 活動的な様子ではありません。 その他にも特にフレアは起きていないのですが、 GOES衛星のX線写真では、 東端(左端)の向こう側の活動的な領域がちらちらと見えています。 今後、どのような領域が姿を現すでしょうか。 SOHO衛星LASCO C3カメラの右上端からプレアデス星団(すばる)消えていきました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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