宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 5/10 10:12 更新 太陽風、磁気圏は穏やかです。ブリティッシュコロンビアのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、 カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州で 現地5月8日2時頃に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 世界時では5月8日9時頃なので、 昨日のニュースで、 AE指数のグラフがとても大きく変化した頃のオーロラです。 ブリティッシュコロンビアは緯度が少し低いので、 磁気圏の活動が激しくなって、 オーロラの現れる地域が低緯度側に広がっていた様です。 高坂さんによると、この写真は裏庭からの撮影だそうです。 ピンクや緑のオーロラが動いていく様子がきれいです。 磁気圏の乱れ具合が感じられる興味深い写真を どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は380km/秒とやや低速、 磁場強度は7nTと少し強まった状態で安定しています。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄り、 後半からは北寄りに切り替わっています。 磁気圏の活動も同様に切り替わっていて、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 前半に600nTの山が発生していますが、 後半からは全く変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球の高緯度域のコロナホールは、だいぶ西側に回っています。 今のところ太陽風への目立った影響はなく、 今回もこのまま静かに過ぎていくかもしれません。 太陽では、東端の2058黒点群の活動がやや高まっています。 昨夜は10日0時(世界時9日15時)にC7.8と大きい小規模フレアを起こし、 その前にも、C3.8、C3.3などCクラスのフレアを数回起こしています。 引き続き、活動に注目して下さい。 また、太陽の裏側で大きな活動が起きた様で、 SOHO衛星LASCO C3の写真で、 CME(太陽ガスの放出現象)が激しく広がっていました。 動画を掲載します。 太陽の向こう側に噴き出しているので、 地球への影響はありません。 カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州で5月8日に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 太陽の裏側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C3による。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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