宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 5/ 5 09:28 更新 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 昨日のニュースを書いていた頃の世界時4日3時頃に、 南極の昭和基地で、夜明けを迎える空とオーロラの様子が とてもきれいに撮影されていました。 1時間ほどの様子を動画で紹介します。 写真を上から下へ横切る白い光の帯は天の川です。 30秒間隔の写真なので、 オーロラの動きは荒くなっていますが、 空全体の星が時計回りに動いている様子が分かります。 薄明が始まって、オーロラがその光の中に隠れていきます。 活発なオーロラの活動を引き起こしていた 太陽風磁場の-5nT程度の南向きは、 4日16時(世界時4日7時)頃に終わりました。 10nT近くに強まっていた磁場強度も 5nTを割るくらいに下がり、 太陽風磁場の変動は一先ず終わりました。 速度にはほとんど変化はなく、 360km/秒と低速の状態が続いています。 ただし、ACEデータの最後のところでは、 磁場強度は再び7nTへ少し上がっています。 更に高まるのか、5nT前後で推移していくのか、 この後の変化に注目して下さい。 磁気圏の活動も、太陽風磁場の南向きの終わりに合わせて、 AE指数の前半までで大きな変動は終わっています。 後半は小さな変化が見られる程度で、 磁気圏は穏やかになっています。 太陽では、西の端に近づいた2051黒点群で、 昨夜、4日21時(世界時4日12時)にC9.2と Mクラスに近い規模の小規模フレアが発生しました。 その他にも、2051群や北東の2053群で C1〜2の小さいフレアが6回ほど起きています。 東の端からは新しい黒点群が南北に顔を出しています。 これらはどの程度の活動度なのか注目して下さい。 南極の昭和基地、世界時4日3時の夜明けを迎える頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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